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石川遼「多くは望めない状況」 賞金レースとの距離感は

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 事前情報(19日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7027yd(パー71)

今季2勝を挙げて賞金ランキング4位につける石川遼だが、直近2試合は予選落ち。シーズンは残り3戦となる中で、現在は秋口からズレ始めたスイング修正に力を注いでおり、「他の上位選手に比べるとここまでの入り方も違うし、やっぱり多くは望めない状況」と、賞金王争いとは距離を置いた。

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地道な努力を続けるしかない。「自分としては、アイアンにはすごく高いものを求めていきたい」と18ホール中、どれだけ多くのチャンスを作れるかを1つの目安にしているが、まだ納得とはほど遠い。それでも、「去年までは1Wばかりを練習していた。いまはアプローチやバンカーなどもやっているし、全体的なバランスを考えてできている」と、進化の過程だという信念は持ち続けている。

前週には、金谷拓実(東北福祉大3年)が倉本昌弘、石川、松山英樹に続く4人目のアマチュア優勝を成し遂げた。テレビで観ていたという石川は「彼は昔から決断力があって、モジモジしないタイプ。緊張する場面になればなるほど、いろんな雑念が入ったりすると思うけど、そこのルーティンが変わらないというのがすごく強みになると思う」と評価。「これからどの道を進むにしても、楽しみな選手であることは変わりない」と続けた。

石川自身、高校1年(16歳)で史上最年少となるプロ転向をしたときは、父親にも反対をされたという。「(金谷は)いまは分岐点かもしれないけど、その先の道は決まっていない。選択をすることで人生は変わるけど、人生はつねに選択の連続であって、あまりそこにとらわれる必要はないと思う」と、若者の決断に寄り添った。(宮崎県宮崎市/今岡涼太)

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