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初勝利目指す正岡竜二 ショット復調のきっかけはパット練習から

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 初日(14日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

ツアー未勝利の正岡竜二が4バーディ「66」をマークした。「沖縄人には寒い」という御殿場に吹きすさぶ風をものともせず、4アンダーの4位タイ発進。この日、ノーボギーで回ったのは5アンダー首位タイの宮里優作、イーブンパー15位タイのアマチュア米澤蓮(東北福祉大2年)を含む3人だけ。待望のツアー初勝利へ上々の滑り出しだ。

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好スコアの裏には、確かな手応えがあったという。前週の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」で「ちょっと気づけたことがあった」。アドレス時に、ボールと体の距離をわずかに縮めたことで、ショットの球筋がいきなり安定した。

「試合前の火曜日、水曜日のパター練習のときに『これじゃないか』と思ってその晩は寝られなかった。翌朝、練習場に行って『これなら戦えるかも』と思ったんです」。ショット復調のきっかけがパッティンググリーンで得たものだというからゴルフは不思議。「たまたまです。これをショットでやってみたらどうかな…って。そうしたら“ビンゴ”!」

同大会で12位に入ったことで確信を得て、この日も第1打でフェアウェイを外したのは2ホールだけ。「6年くらい、いろいろ悩んできたことが一気に取れた感じ。やるべきことがはっきりした」と納得した。

賞金ランキングは現在51位で、6年連続となる来季の賞金シード(同65位まで)獲得は目前といえる。「悩みまくってシードがギリギリ。やばい、やばい、どうしよう…QTに行っちゃう」というシーズンを繰り返してきた。だから36歳はもう、それだけを目標にするわけにもいかない。「もう6年目。試合の緊張感にもうまいぐあいに切り替えできるようになってきた。トップを目指したい」と力強く言った。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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2019年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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