石川遼、マスターズ出場決定に「ありがたく、うれしい」
遼、無残。3ダボで130位タイと出遅れる
「ディフェンディングチャンピオン」というアナウンスの中、1番ティに登場した石川遼。平日の木曜日にも関わらず、会場に訪れたギャラリー数は昨年の2倍以上となる7,533人で、ファンの期待の高さを伺わせた。
しかし、1番の第1打を右に曲げた石川のボールは紛失球となり、このホールを4オン2パットのダブルボギーとしてしまう。2番、3番とパーで切り抜けたが、続く右にドッグレッグした4番で再びティショットを右へOBとして、このホールもダブルボギー。9番もボギーとした石川は通算5オーバーで折り返した。
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後半に入っても、石川の調子は上がらない。11番で右のラフからの2打目をグリーン手前に運んだが、寄らず入らずのボギーとすると、14番では第2打をグリーン奥へ外し、アプローチをミスして4オン2パット、この日3つ目のダブルボギーを叩いてしまう。
それでも、15番パー5で第2打をグリーン左のラフまで運び、3打目で2mに寄せてこの日初めてのバーディを奪うと、最終18番パー5では、ティショットを左斜面のラフに入れながら、そこから5Wで果敢に池越えのグリーンを狙う勇気を見せる。グリーンには届かなかったものの、手前のラフから3mに寄せてバーディフィニッシュ。最終ホールに集まった多くのギャラリーの拍手を浴びた。
結局、初日は通算6オーバーの130位タイと大きく出遅れた。「今日はスイングスピードと躍動感が足りなくて、球を捉えられなかった」という石川。「今朝の練習では良かったので、それがコースで出来るかのチャレンジだった」というが、1番の第1打のミスから立ち直ることは出来なかった。
「今日はお粗末なところもあって、応援してくれるギャラリーの前で堂々とプレーすることが出来なかった。期待に応えられなくて申し訳ない。明日は見に来てよかったなと一人でも言ってくれるように頑張りたい」と、神妙な表情で話した。