石川遼、マスターズ出場決定に「ありがたく、うれしい」
石川遼、5試合ぶりの予選突破を確実に! メジャー出場への意欲も
「ミズノオープンよみうりクラシック」2日目、イーブンパーの41位タイからスタートした石川遼は、6バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「69」でホールアウト。暫定ながら通算2アンダーの16位タイとし、4月下旬開催の「つるやオープン」以来、5試合ぶりとなる予選突破を確実にした。
「これだけ気持ち良くプレーできたのは久しぶり。すごく嬉しいですね。明日と明後日もプレーできることが幸せです」と、その表情には微笑みが絶えない。ティショットも大半がフェアウェイを捕らえ、外したとしても第2打で十分にリカバリーできる範囲内に曲がりを止めていた。「ドライバーの練習量を増やした成果が出てきたと思います。まだ100パーセントとはいきませんが、練習場と同じボールがコースでも打てるようになってきました」と、2週間のオープンウィークで積んだ特訓が、結果となって表れている。
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17番パー3ではティショットを池に入れてダブルボギーとし、1アンダーまで落とした。しかし、気落ちすることなく最終18番パー4のティショットをフェアウェイに放つと、2打目をピン左5メートルにナイスオン。これを沈めてガッツポーズを見せ、最高の締めくくりでギャラリーを沸かせた。「(ガッツポーズは)自然と出ました。完璧なラインの読みとタッチでした」と、ショット、パット共に好感触を残した状態で決勝ラウンドを迎える。
暫定ながら、首位とは4打差。今大会で上位4名に入れば、海外メジャー「全英オープン」の出場権が与えられる。「狙える位置にはいるし、もちろん狙います。他の皆さんも狙っていると思いますが、僕も負けない気持ちで挑みます!」と意気込んでいた。「今シーズンで一番良い状態で試合に臨めています」と、自らの好調を実感している石川。予選突破を果たした次は、夢の大舞台に向けて全力を尽くす。