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石川遼、来年にメジャー出場への雪辱を誓う

「ミズノオープンよみうりクラシック」の最終日を、通算3オーバーの57位タイからスタートした石川遼。前日はショットの乱れからスコアを大きく崩してしまったが、「昨日はインパクトで体に詰まりを感じていて、フォローがスムーズに抜けなかった。そこを注意して練習して、すぐに直せました」と、この日はドライバーが絶好調。ティショットはフェアウェイをとらえ続け、パーオンを逃したホールは13番と14番の2ホールだけ。当然スコアも安定し、3バーディ、1ボギーの「69」でホールアウトした。

石川が特に強調したのが、最終18番パー4のバーディ。ティショットをフェアウェイに運ぶと、2打目をピン左1.5メートルにナイスオン。これを確実に沈め、大ギャラリーの歓声を一身に浴びた。「ティショット、セカンドともに納得のショットで満足でした。18番はトーナメントの締め括りでもありますし、気持ちの入れ方が違うように感じますね」と石川。もっともギャラリーが多く集まる最終日の最終ホールをバーディで締め、さすがの千両役者ぶりを発揮した。

また、今大会の上位4名に与えられる「全英オープン」出場権を逃したことについても言及。「ゴルフの神様が、まだ早いと言っているのでしょう」とは、今年2月、同大会のオーストラリア予選会で出場権を逃した時の石川の言葉。4ヶ月を経たこの日は、「この順位でしたし、神様は僕のことを見てなかったんじゃないですか。流し目くらいで」と会見場の笑いを誘った。「残念ですね。今年は実力以上のものが出せれば出場できるかも、と思っていましたが、来年は“狙います!”と言えるように実力をつけて臨みたい」と、早くも来年度の大会での雪辱を誓っていた。

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