風が吹こうとドライバーで貫く意志の強さを語る石川遼

予選カットラインの6オーバーを1打上回る通算5オーバーで決勝ラウンドに進んだ石川遼だが、ラウンド後は反省しっぱなしだった。
「最終の9番ホールのセカンドがOBになりかけて、予選カットラインが気になりました。前半の11番で最高のスウィングができたので今日は大丈夫だと思っていたんですけど、悪い流れになり始めたら、それを戻せないのが今の自分のレベルなんだと感じました。谷原さんも途中で悪くなりかけたんですが、我慢して最終ホールでバーディで上がってくる。あのあたりが違うんだと思いました」。

周囲の期待は優勝や上位進出だが、石川本人は上位進出はもちろん狙っているだろうが、それよりもコースに負けたくないという気持が強いようだ。石川曰く「全ホールでドライバーを持って、良いスウィングをしてアンダーで回るのが目標。ドライバーが曲がってパープレーだったとしても納得しないし、4日間終って1オーバーならコースに負けたということですから」とのこと。

石川の決勝ラウンドの目標は6つスコアを縮めて通算イーブンパーに戻すこと。それがコースに勝つということ。そのスコアが実現できたら、明日からのコンディションを考えれば上位進出の可能性が高い。