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素振り効果か!?関西OP初日7アンダー単独首位

昨年の「マンシングウェアオープンKSBカップ」で優勝し、2年間のレギュラーツアー出場資格を持つ石川遼だが、日本ゴルフ協会が主催となる「日本オープン」の出場資格までは得ていない。今週、滋賀県の滋賀ゴルフクラブで開催されている「関西オープン」で上位に入ると(昨年実績は11名、今年は9月2日に確定)今年の「日本オープン」出場資格を掴むことが可能になる。

その石川遼が、初日から派手なゴルフを展開した。11時57分、10番ホールからスタートした石川は、その1ホール目の529ヤードパー5で1.5mのイーグルパットを決めた。続く11番でも3メートルのバーディパットを沈め、開始2ホールで3アンダーというスタートダッシュを見せた。

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「イーグル、バーディときたときには、今日は何か違う!と思いましたね」。その後は惜しいバーディパットを外すシーンが続き、次第にショットも少しずつブレ出してしまった。ところが、嫌な流れを断ち切ったのは距離の短い16番だった。左にドッグレッグした361ヤードで、風が吹かなければグリーン手前までは運ぶことも可能だが、この日は時折強い風が吹きここは左前方からのアゲインスト。

左斜面ぎりぎりを狙った石川のショットは、さらにその左のOBゾーン上空を突き進んだ。「ガサガサッ」とOBゾーンの木の枝に当たったボールが、前方に跳ね斜面の最上部に止まり助かった。2打目は極度の前下がりというライだったが、ピンの奥6メートルにつけピンチから一転チャンスを向かえそのパットも決めバーディとした。

18番でもバーディを奪った石川は、後半も2つのバーディを奪った。特に8番パー3では10メートルを超える上りで左に曲がるラインを読みきり、カップにボールが消えるときには会心の笑顔。結局ボギーを叩かず、7アンダーの単独首位で初日を終えた。

「自分は良いスコア出した選手を追いかけるのが好きなのですが、あまり得意ではありません。追われる立場で緊張感を持ってプレーしているほうが良いかもしれません。ただ、明日も同じように回れるとは思いませんので、崩れないように気を引き締めていきます」。

ツアーは「サン・クロレラ クラシック」から2週間の夏休みとなったが、石川はその間素振り練習を強化したという。素振りのような理想のスイングを行うという努力の成果を、石川は4日間を通じ自ら判断しようとしている。

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