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石川遼、優勝への自信30%メモ効果で初優勝を目指す!

関西オープン3日目。初日から単独首位をキープする石川遼だが、この日もボギーが先行してしまった。2番で10mのバーディパットを1mショートすると、これを外し3パットのボギー。嫌なムードになったが、4番でピン奥3mのバーディパットをねじ込み9アンダーに戻した。

この日は朝から雨が降っていたため、グリーンは予想以上に軟らかく、グリーン周りで苦戦する選手が多かった。しかし、石川はグリーンを外してもアプローチで1m以内に寄せる技術でパーを拾う。

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ドライバーショットも前日のような左右に曲がることも少なく、安定したゴルフを見せた。なかなかスコアが動かなかったが、13番パー3で、ピン手前15ヤードのカラーからサンドウェッジでの2打目が入るチップインバーディ。右手のこぶしを振りかざす渾身のガッツポーズでギャラリーの大歓声に応えた。

続く14番パー5は3オンに成功すると、下り6mのバーディパットを沈め連続バーディ。この時点で11アンダーまでスコアを伸ばし、2位に6打差をつける独走態勢に入る勢いだった。ところが16番で、予選2日間左の斜面に捕まっていたので、右への意識が強く、右サイドの低い斜面に打ち込んでしまった。ラフから2打目がダフってしまいグリーン手前バンカーへ。バンカーショットも寄せきれず、この日2つ目のボギー。

そして最終18番は前は、ティショットでフェアウェイを捉えながら、前日と同じように2打目がショート。3打目のアプローチは1mまで寄せたが、パーパットを外し肩を落とした。4日間アンダーパーを狙った石川だが、3日目はイーブンパーでホールアウトすることになってしまった。

「今朝、コースに来る前に練習場で朝食を取りながらドライバーの練習をしてきました。とても良かったので、明日も練習してからコースに入ります」と話す石川。2日目にドライバーショットが安定せず苦しんだが、すぐに調整してくるところが成長の証だ。

そしてラウンド中、何度もコースメモを見つめたり書き込んだりしていたが「ジュニア時代にしていたのですが、コースメモに攻め方だけではなく、どんな気持ちでショットをしたかなどを書いていたんです。ここは思い切り振る!とか。そのメモを見て冷静にコースを攻略することができました」。

プロに転向してからは、専属のキャディがコースメモを持ち、石川にアドバイスを送っているが、今回は3人のプレーヤーにコースのキャディが1名つくだけ。選手としては自分でやらなくてはならないことが多い。しかし、石川はジュニア時代を思い出し、慣れた仕草でバンカーをならしたり、ピンフラッグを持ったり、自分のボールも自分で拭いていた。

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