石川遼、マスターズ出場決定に「ありがたく、うれしい」
石川遼、今日はコースに負けた!4日間同じようなゴルフ
「バナH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」の最終日。通算1オーバーの30位タイからスタートした石川遼は、3日目に続きアンダーパーでラウンドする目標だった。ところが、スタートの1番ホールでいきなりのトラブル。4オン、2パットのダブルボギーを叩いてしまった。
「やってしまったことは仕方ないという気持ちに切り替えるようにしました」と、石川が言うように続く2番から5番まではパーセーブを繰り返す。スコアを伸ばしたい6番パー5ではドライバーショットのミスからボギー。9番パー5でこの日初めてのバーディを奪うが、そこまでチャンスらしいチャンスは無かった。
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最終日は攻めの気持ちで18ホール全てバーディチャンスにつけたいと話していた石川だが、その気持ちは通じず、空回りが続いた。9番に続き10番も2メートルのバーディパットを沈め、いよいよ勢いに乗るかと思われたが、11番でボギーを叩いてしまう。
最終18番は、それまで3日間とは風が逆方向に吹き、若干のフォロー。ドライバーでのティショットは少し左サイドのラフに入ったが、299ヤード飛ばした。2打目はグリーン上を転がり、奥にラフへ。2日目に見せたチップインの再現なるかと大ギャラリーが注目する中、ボールはカップをかすめ2メートルオーバー。返しのバーディパットは確実に沈め、通算2オーバーの39位タイで4日間の戦いを終えた。
「アンダーパーグループで回っていれば、そんなに課題というのは無かったのですが、オーバーパーでのラウンドなので、コースに負けた感じがします。今週はお父さんがいない中でやったけど、いない中でもしっかりやらなきゃという気持ちがあったので、逆に緊張しました」。
石川の父・勝美氏は、石川の妹・葉子ちゃんが出場する「ゴルフダイジェスト・ジャパンジュニアカップ」の付き添いのため不在。石川がプロの試合に出場する試合で父親がいないのは今週が初めてだった。石川は次戦「フジサンケイクラシック」に出場を予定している。