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石川遼、「今はゴルフが下手としか言えないです」

「フジサンケイクラシック」3日目、いつもは記者達の為にその日のバーディボギーの内容を振り返る石川遼だが、この日は「今日は本当にショックを受けているので…。何か聞きたいことないですか?」と、珍しく口が重い。それでも、質問は16番のダブルボギーについてから始まった。

この日の石川遼は、2番のバーディを皮切りに、前半は4バーディノーボギー。チャンスを確実に決め、ピンチからのリカバリーも冴えた。11番で3パットのボギーを叩いたものの、15番を終えて通算6アンダー。スタートから5つスコアを伸ばして、順位もトップ10圏内に入っていた。

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迎えた16番は187ヤードのパー3。「8Iでちょっと強めに打ちたい距離だった」という石川だが、「トップからの切返しが早くて、いつもの軌道より外側から入って引っ掛かる当たりになってしまった」と、グリーン左手前にある池に入れてしまう。ドロップゾーンからの第3打もショートして、4オン1パットのダブルボギー。最終18番の第2打は、ディボットからダブって手前のバンカーへ。このホールもボギーとした。

「小学生の頃から、上がり3ホールは1オーバー以内にしろと言われているのに…」という石川。この日は3ホールで3つスコアを落として、通算3アンダーでホールアウト。「出来ていれば、5アンダーだったのに」と悔しそうに振り返った。

「16番は左のミスは絶対にいけないのに、そういうところがまだ出来ていない。今はゴルフが下手としか言えないけど、きっと何かあると思う。プロの人たちと回って、連続ボギーはいけないって感じたように、これから必ず感じると思う」。今はまだ見えないゴルフ上達の更なるステップだが、その存在だけは感じ取った。

「昨日はパープレイで、今日は2アンダーだけど、今日の方が悔しいです。それがゴルフだとも思うけど、やっぱりゴルフは難しいですね」。それでも最後には、元気を取り戻した石川。「今思うと、ドライバーがいいので、そこまでショックを受ける必要もないかな(笑)。やっぱり、今日は満足です!」この切り替えの早さは、石川の成長スピードと比例しているかのようだ。

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