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石川遼、最高の滑り出しも予選落ちのピンチを脱せず

「アジアパシフィック パナソニックオープン」初日、6オーバーと大きく出遅れた石川遼。予選突破にはビッグスコアが求められ、「明日は思い切り振って、全部ピンをデッドに攻めたい」と攻めのプレーを宣言していた。スタートホールの1番、2打目をピン奥2.5メートルにつけると、これを沈めてバーディ発進。いきなりガッツポーズが飛び出した。

続く2番パー5では、ティショットを右のフェアウェイバンカーに打ち込むが、2打目をグリーン手前ラフまで運ぶ。アプローチをミスして3メートルほどショートするが、これをねじ込み連続バーディ。最高の滑り出しで、大勢のギャラリーを沸かせた。

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「このまま行って欲しい」と願う石川だったが、4番パー4でトラブル発生。ティショットを右の林に打ち込み、2打目は出すだけ。ピン奥6メートルに乗せるが、ここから3パットしてダブルボギーとする。「ティショットが原因でした。フェアウェイに乗せていれば、あれだけ長いパーパットは残らなかったはず。4番で流れを止めてしまったかもしれませんね」と、その後はパーが並ぶ展開に。最終的には、12番をパーでホールアウトした時点で日没サスペンデッドとなり、6オーバーのままで暫定114位タイ。予選突破は、さらに難しい状況となった。

予選突破の僅かな可能性をかけ、明日は未消化分の6ホールをプレーする。「最終ホールで気持ち良くあがりたい」と石川。厳しい状況ながら、最後までホストプロとしての責務を全うできるか。

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