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石川遼、今季最長633ヤードの16番でイーグル奪取!

国内男子ツアー第17戦「キヤノンオープン」で、4試合ぶりの予選突破を果たした石川遼。決勝ラウンドは、8時30分に第一組からのスタートとなった。

予選突破の重圧から解放された石川は、のびのびとしたプレーを見せる。ドライバーショットも安定し、多くの選手がドライバーを封印する340ヤードの4番パー4では、ドライバーで残り40ヤードまで運ぶと、続く2打目をSWで1mにピタリとつけてバーディを奪う。12番は残り65ヤードを1.5mにつけてのバーディ。

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「練習ラウンドでは、50ヤードからピンの根元にピタリと打つ練習をしていた」という石川。その成果は、今季最長の633ヤードある16番パー5でも発揮された。大会前は2オンするかに注目が集まっていたが、この日の石川はドライバーでティショットを放つと、2打目もフェアウェイからドライバーを使う。「ちょっとダフッた」という球は、ピンまで66ヤードのフェアウェイに止まる。打ち上げを入れて67ヤード。SWで打った石川の第3打は、ピンの手前でワンバウンドして、そのままカップに吸い込まれた。

「ピンにまっすぐ向かって、バウンドしたのは見えたけど、カップに入るのは見えませんでした」という石川。ギャラリーの歓声とキャディの反応でイーグルを確認すると、両手の平を天に向け、信じられないというポーズの後、右手を突き上げるガッツポーズで喜びを表した。

「打つときは、キャリーでカップに入れるイメージで、落ちたのは10cmくらい手前だったので、少しショートしたけど良いショットでした」という石川。このホールには、イーグル賞の100万円が掛かっており、複数均等割りとなるが、この日までの達成者は石川一人。「僕は1000円位貰えればいいです」という石川だが、臨時ボーナスに笑顔がこぼれた。

この日は「68」とスコアを伸ばし、通算5アンダーの16位タイとした石川遼。「最終日が一番好きだし、そういう日に今日みたいなプレーが出来れば最高です。チャンスを作って、バーディが来てくれるのを待ちたいです」と、晴れやかに抱負を語った。

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