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1打及ばず、ツアー初優勝を逃した宮里優作

2008/10/12 18:33

国内男子ツアー第17戦「キヤノンオープン」最終日、首位と2打差の単独2位からスタートした宮里優作は、1番でチップインバーディを奪うと、3番でもバーディ奪取。しかし、通算12アンダーで迎えた8番パー3で、ティショットをグリーン左のバンカーに入れると、そこから寄せ切れずに、3パットのダブルボギーとしてしまう。

それでも、「集中力を切らさずに、流れを作ろうと思った」という後半。10番はボギーとしたが、11番、12番で連続バーディ。勝負どころの16番では6m程のバーディパットをねじ込んでガッツポーズ。首位の井上信との差は1打に縮まった。

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最終ホールでは、ティショットを右のラフに入れながらも、第2打でピン下5mのバーディチャンスにつけた。決めればプレーオフ進出。「狙い通り完璧に打てたけど、普段は左に行くラインが曲がらなかったですね」。宮里の球は、ギャラリーの悲鳴とともに、カップの右をすり抜けた。

「悔しいです。最終組は気持ち良くやらせてくれないので、多分1打差の試合になると予想していて、その中で最後良いゴルフが出来たのは、今後に繋がります。前半戦に比べたら、凄く良いゴルフだったけど、やっぱりこういうチャンスをものに出来ないのが、自分の弱さです。ショートゲームが上手く行かず、前半は波に乗れなかったので、もっと研究したいです。こういう良い試合を何回もやりたいですね、良い経験になりました」。

妹・藍のように優勝することは叶わなかったが、自身の初優勝には一歩近づいた宮里だった。



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