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石川遼、ジャンボ譲りのティでイーグル奪取!!

「日本オープン」で単独2位になった石川遼は、今週、千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースで開催されている「ブリヂストンオープン」に出場している。試合前、先週同様、気の抜けないホールが多いと話していたが、初日の10番スタートホールでいきなりダブルボギーを叩いてしまった。

「今日は最初のティショットからリズムが早くなっていました」。石川の言うリズムとはスイングのスピードではなく、ショットに入るまでのプレルーティンのスピードが少し早くなっていたとラウンド後に振り返った。「片山(晋呉)さんと近藤(智弘)さんという組み合わせで緊張していたのも事実です」。2番のティグラウンドに上がるときには表情が曇っていた。

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しかし、12番でバーディを奪うと15番でもバーディ。そして16番パー5ではイーグルを奪ったが、このティショットには石川流の秘密兵器が投入されていた。それは、普段石川が使用するよりも長いティペグだった。

前日の練習ラウンドでジャンボ尾崎に声をかけてもらい一緒にインコースのみラウンドしたが、16番で石川が林越えに挑戦する姿を見たジャンボのキャディが「これ使えば」と手渡ししてもらったのが、ジャンボ愛用のロングティだった。

「僕のティより確実に1センチは長いですね」。そのティの効果で狙いよりも少し右には飛んだが、セミラフに運び185ヤードの第2打を6番アイアンでピンの右3メートルに寄せた。18番ではティショットを左に曲げ、ピンチを迎えるが、バーディを奪い3アンダーまで伸ばした。

しかし後半は1バーディ、4ボギーという内容でイーブンパーまでスコアを戻してしまった。順位は57位タイ、60位タイの予選カットラインが気になる位置ではあるが「今は予選落ちなど考えられないです。今日もバーディをたくさん獲れたので、明日も大丈夫だと思います。明日は日本オープンを思い出しながらやりたいですね」と石川。昨年は2日目に大叩きをし、予選落ちとなったが、今年1年で成長した姿を、コースに訪れる多くのファンに見せ付けることはできるのだろうか。

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