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石川遼、アイアンに不満も3アンダー14位タイで決勝へ

国内男子ツアー「カシオワールドオープン」の2日目は、6mを超える強風が選手たちを苦しめた。特に石川遼がスタートした10時頃から強まり、序盤の3ホールはパープレーが続いた。

スコアが動いたのは4番、ティショットは風にも流され右サイドのラフに入れたが、残り129ヤードの2打目は向かい風をものともせずピン左1.5mに2オン。ここでバーディを先行させ勢いにのるかと思われた。

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ところが6番では、残り135ヤードの2打差にピッチングウェッジを選択し、ピン手前10メートルに2オンさせた。この辺りからアイアンの距離感が合わなくなってきた。「ドライバーは、今日はいいなと思っていたが、アイアンはドライバーと同じスピードで打てていなかった」。石川は、方向性を重視したため、当てようという気持ちが出てしまい距離感が合わなくなったと分析する。

7番、10番のパー5は、2打目でグリーン近くに運び、3打目で確実に寄せてのバーディを奪う。しかし12番は2打目のアプローチウェッジは、ピンまで30ヤードもショートしラフに捕まりボギーを叩いてしまった。

「今日は自分の中では大人しいゴルフをしているな、と思っています」。石川本来のバーディをたくさん奪うというゴルフにはなっていないが、内容としては満足している部分もある。「10番は右からのアゲインストだったが、1打目、2打目と長いクラブでストレートボールが打てた」。残り2日間も風が穏やかになる保障はないが、それでも石川は「爆発的なゴルフをしたい」と決勝ラウンドでの抱負を語った。

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