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1打差の石川遼、最終日へ向け「100パーセントの状態で臨める」

「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の3日目を終え、石川遼が首位と1打差に迫る通算8アンダーでホールアウト。初メジャー制覇に向けて一歩前進し、明日の最終日を迎える。

最近の石川の好調ぶりは、ショットだけでなくパットの上達が大きい。今年の秋口から、パットはジャストタッチを心がけているという石川。「秋からグリーンが速いコースが続くし、それまではあまりパットの練習をせず、感覚的なパッティングだった。そんな甘い考えではやっていけないと思った」と、自宅での練習を含めパットの練習量を増やし、「今まで続けてきて、最後の最後でジャストタッチで打てるようになった」という。

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「前半はパットがショート気味だったけど、8番でジャストタッチに打ててから良くなってきた」と、8番で4メートル、9番で2.5メートルの微妙な距離を沈めて連続バーディ。自信を深めたパットを武器に、前半を3バーディで折り返す。この日の見せ場は、12番でバーディ、13番でボギーを叩いて迎えた15番パー3。グリーン右ラフから10ヤードの距離からSWでチップインバーディ! 狙いどころより2ヤード奥に落ち、打った直後は「あっ」と表情を曇らせるミスショットだったが、「入らなければ3、4メートルはオーバーしていたけど、ピンに当たってくれた」という幸運も手伝った。最終的には6バーディ、2ボギーの「66」。最終18番も「アドレスした時に入ると思った」と、1.5メートルのパーパットをしっかりと沈めてのフィニッシュだった。

「今日この位置で終えられたこと、調子が良いことが明日のモチベーションにつながります。明日は何の不安もなく、100パーセントの状態で臨めます」と石川。この日の後半以降に乱れ始めたショットも、ホールアウト後の練習で修正済みだ。明日の最終日、また新たな歴史を刻むことができるか。

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