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「完全に力尽きた」 石川遼は47位も賞金トップキープ

◇国内男子◇トップ杯東海クラシック 最終日(6日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)◇7295yd(パー71)

33位スタートの石川遼は1バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「75」と落とし、通算5オーバーの47位に後退して4日間を終えた。アゲンストの風が吹く最終18番では、右ラフからの2打目をグリーン手前の池に入れてダブルボギーフィニッシュ。後味の悪さを残してグリーンを降りた。

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4日間を通して強く吹いた風に苦しめられ、アイアンが乱れた。最終日も「必死にやったけれど、完全に力尽きた感じ」と苦笑い。「最近はヘッドスピードが上がった分、スピンが増えてアゲンストだとすごくフケる」という傾向にある中で、最後まで風に対応できずスコアメイクに苦しんだ。今季2勝にも大きく貢献してきたアイアンでチャンスを作れず、「好きなコースでこういうプレーだったので悔しい」と振り返った。

次週の「ブリヂストンオープン」(千葉県・袖ヶ浦CC)に向けて、まずはアイアンショットの調整が急務になりそう。当初は連戦を考慮して次週の欠場も考えたが、「家からも遠くはないし、体の負担を考えてもできるかなと。水曜日までにリカバリーして、体調さえ整えばよいゴルフができるかもしれない」と出場を決めたという。

今季は2009年以来の賞金タイトルもかかっているが、今週を終えて約1060万円差で賞金レースのトップを守った。12月上旬の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」までは、現時点で「もしかしたら全部出るかもしれない」とスキップの予定はなく、前週からの11連戦も覚悟する。

2週後「日本オープン」を終えた賞金ランク上位2名には、さらに2週後の世界ゴルフ選手権「HSBCチャンピオンズ」(中国)の出場権が与えられる。「日本オープンが終わってから、またスケジュールを考える感じですね」と話し、シーズン終盤の戦いに向けて考えを巡らせた。(愛知県みよし市/塚田達也)

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