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「全体的に底上げされている」 石川遼は暫定7位

◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 2日目(30日)◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7103yd(パー72)

2016年大会覇者の石川遼が第2ラウンドは5バーディ、ノーボギーの「67」でプレー。通算10アンダーとして暫定7位で2日目を終えた。

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「回っているときは、そんなにいいなという感じはなかったけど、終わってみてこの位置でやれているのは、全体的に自分のゴルフが底上げされてきているのかなって感じられる」と1日を振り返った。

5番までパーを並べて迎えた6番(パー5)ではティショットを大きく左に曲げ2打目はピンチに。「目の前に松の木があったので、下を通してフックをかけた」と9Iで見事フェアウェイに脱出し、残り150ydの3打目を3mにつけて、このラウンド初となる会心のバーディを奪った。9番(パー5)でも2オンに成功するなどその後も4つ伸ばした。

前年大会では熱中症にかかった。「予防をしていなかったんだと思う」と苦い記憶を思い返す。その後は「トラウマになっている」としっかり水分補給をするようになった。この日は25ホールの長丁場となったが「体力温存して予選通らなかったら意味がない」と自分を追い込みながらプレーした。最高気温29.4度と例年よりも涼しい気候にも助けられた。

7月「日本プロゴルフ選手権大会」最終日には最高気温32度の中、プレーオフを含む37ホールを回り3年ぶりの優勝を果たした。「(経験が)活きていると思います。きょうの25ホールはとくになんとも思わなかった。日本プロのほうが暑かった」と体力も強化されている。

「自分の中ではこのコースはパー68というか、パー5の4つは獲っての4アンダー以上、そこからが勝負を分けてくるスコアだと思っている。もしこのまま20アンダーまで行っても勝てないと思う。なので、少し出遅れてしまったかなと。土日次第で優勝争いに絡めるチャンスはあると思う」と3試合連続優勝に向けギアを上げる。(福岡県糸島市/柴田雄平)

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