スパルタだったジュニア時代を笑顔で振り返る神谷和奏

3人きょうだいの末っ子として千葉県富里市に生まれる。姉がO脚を改善するために父と一緒にゴルフ場を歩くようになったことがきっかけでゴルフを始め、その影響で神谷和奏（かみや・わかな）もクラブを握った。始めた頃は「やらされているスポーツ」程度で楽しさが分からずにいたが、中学の頃に中国で開催されたアジア大会で、祭りのような雰囲気を初めて味わったことがゴルフに真剣に向き合うきっかけになり、プロを目指したいと考え始めるようになる。

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父からはスパルタ的な指導も受けた。なぜその場面で失敗したのか？と父は試合後に常に聞いてきた。理由を答えられないと試合会場から自宅まで歩いて帰らされることもあった。しかし、その厳しさが現在のプレースタイルの基盤を作っている。今でもスコアカードにはビッシリと、後で振り返られるようにメモ書きを忘れない。失敗には必ず理由がある。父はそのことを1番強く伝えたかったのだろう。