2013年12月のマンスリーゲスト 中山三奈
「Hot Shot with GDO」の12月のマンスリーゲストには中山三奈プロを迎え、全4回でお届けする。
ジュニア時代は坂田塾で腕を磨き、2006年の関西女子アマなどのアマチュアタイトルを獲得。2009年のプロテスト合格後は、2010年「エディオンWESTデオデオカップ」、2011年「ルートインカップ 阿蘇グランヴィリオレディース」とステップアップツアー2勝を挙げ着実にキャリアを積んでいる。2012年には「全米女子オープン」予選会を突破して初の海外メジャーも経験。同年のファイナルQTではトップ通過を果たし、レギュラーツアー定着へ徐々に台頭を見せ始めた。笑顔が素敵な“オリエンタルビューティ”。海外志向が強く、英語も堪能。今後の活躍に期待がかかる選手だ。
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第1回 「私、プロゴルファーになる!」
奈良県で生まれ、兵庫県神戸市に育つ。海と山、自然に囲まれた中で育った中山プロは、兄、姉、妹の4人兄妹。父が坂田塾の事務局に勤務することになったことが入塾のきっかけだ。その入塾面接の秘話は必聴。塾長側に父が座り、対面した面接で、坂田塾長から中山プロが浴びせられた一言とは・・・。
「プロゴルファーになる!」ゴルフを始めた8歳の頃から、この夢に向かって邁進を続けてきた。「誰にも負けたくない」と言う強い気持ちが、ここまでの自分のゴルフを支えていると言う。
音楽は洋楽を中心に楽しんでいる。最近のお気に入りは、Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)の「トレジャーズ」。練習中や移動の際に音楽を楽しんでいる。爽やかな朝にはハワイアンを聴くことも・・・。
第2回 「学生時代の思い出は・・・」
中山プロは、兵庫県滝川第2高等学校を卒業。スポーツに力をいれている学校で、サッカーの岡崎慎司選手も同校の出身だ。昼は練習、テスト前は夜になると朦朧(もうろう)としながらテスト勉強をしていたという中山プロ。「遊びたかった気持ちはあるけど、休塾になるのはいやだった」と当時の心境を振り返った。
また、学生時代の一番の想い出は「全国高等学校選手権」。最後2ホールの連続OBで間一髪?1打逃げ切って手にした優勝。目標としていた全国優勝が叶い、うれしさは格別だったと懐かしんだ。
得意クラブはPW。100ヤードから110ヤードの距離が得意という中山プロから、アマチュアゴルファーに向けてアプローチの極意を伝授する。
第3回 「私が大切にしていること」
2009年のプロテストで一発合格を果たした中山プロ。受験後に手首痛で病院に行ったら、なんと疲労骨折していた!?「プロテストへの思いが強かった」と、そのアクシデントを乗り越え、長年見続けたプロゴルファーになる夢を叶えてみせた。
その中山プロが、ゴルフの中で大事にしているのは“リズム”。スイングもトレーニングも、普段の生活においても大切な要素だそうだ。
オフの合宿はハワイで体幹トレーニングを行うなど、その効果は即効性を発揮しスイングも安定してきたと言う。メンタル面では中山プロが心に響いた宮里藍プロからのアドバイスを紹介する。
試合で全国転戦を続けている中山プロだが、トレーニングの合間にはハイキングやビーチで景色の美しさを楽しむアウトドアガール。ファッションやショッピングも大好き。
第4回 「中山三奈の次なる目標とは?」
中山プロを迎えての「HotShot withGDO」は今回が最終回。2012年のQTを1位で通過し、ツアーに参戦した2013年は、「今年はツアーのリズムを知る」という1年に。「自分のゴルフの攻め方など、もう少し精度を挙げたい」と日々上達意欲は増すばかりだ。
将来はアメリカツアーで活躍したいというのが、プロゴルファー中山三奈としての次なる目標。2012年の米国女子メジャー「全米女子オープン」に出場し、「この場にまた戻って来たい」という気持ちとともに、海外でのプレー志向を一層強くした。
「ゴルフは人生そのもの」。この言葉は中山プロの歩んできた道のりを体現している。「辛い時期の後には、良い時が必ずくるって思いながらプレーしています」。プレー中も常に笑顔を絶やさない、中山プロの魅力はこんなところにあるのかも。