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「Hot Shot with GDO」の2014年2月のマンスリーゲストには工藤遥加プロを迎え、全4回でお届けする。
埼玉県所沢市、元プロ野球選手の工藤公康氏の長女として生まれる。2011年のプロテストでは最終日に「66」をマークして、土壇場で圏外から急浮上、9位で一発合格を果たす勝負強さを見せた。さらに同年の新人戦を制し、早々にプロ初タイトルを獲得。父親譲りの強靱なフィジカル、気迫溢れる攻めのプレーが魅力の選手だ。ゴルフとの出会いは、公康氏が現役時代、時間を見つけては通うゴルフ練習場に付いていったことがきっかけだ。「家の中では普通のお父さん」と、父として慕う一方、同じアスリートの大先輩としてアドバイスを受けるなど素敵な親子関係を築いているようだ。今では時折、親子でラウンドするという工藤家だが、ゴルフ大好きな父がこんな日を夢見て遥加プロをプロゴルファーに導いたのかも!?
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埼玉県所沢市、元プロ野球選手の工藤公康氏の長女として生まれた遥加プロ。大きな存在である父の存在は、プロデビューからしばらくはその重圧に苦しんだ。しかし現在ではその関係も“気負いせずにいい方向でプレー出来ている”と、アスリートとして大先輩である父とはとても仲が良い。
学生時代の部活動はバスケットボール、アイスホッケーなど、色々なスポーツが出来た方がいいという父のアドバイスで様々なスポーツにチャレンジしてきた。
しかし15歳の時、公康氏との初ラウンドで言われた“ある一言”が遥加プロの闘争心に火を付けた。今となっては、それは父の戦略?とも思えるが、その一言がプロゴルファーを目指すきっかけとなる。第1回ではゴルフとの出会い、父・公康氏や家族の話をお届けする。
東北高校から転校して、日の出学園芸能科に進学。入学当初は無かったゴルフ部を、直談判で作ってもらった!?学生時代はゴルフとの両立をはかり熱心に勉強した遥加プロの得意科目は英語。中学生時代をインターナショナルスクールで過ごしたとあって、日常会話は朝飯前、その語学力を生かして海外にも挑戦してみたいという憧れもある。
得意クラブは数種あるというが、一番練習に時間をかけるクラブは意外なあのクラブ。楽しく練習して、上達するというアマチュアゴルファーには耳寄りな練習方法を伝授してくれる。憧れの選手はヤニ・ツェン。「飛ばして、寄せて、入れる」というプレースタイルが憧れの理由だとか・・・。
2011年のプロテストで一発合格を果たし、同年の新人戦でプロ初勝利。順風満帆な滑り出しに見えたが、レギュラーツアー出場権を懸けたクオリファイ、ステップアップツアーでは思うように成績を残せず、自信を失いつつあったという遥加プロ。
幼い頃から両親に教えられてきた「謙虚に」という言葉の意味を履き違え・・・。自分のいる位置を理解し、周りに感謝すること-、このことが遥加プロを大きく成長させ、自身のゴルフをも変える大きな力となった。
趣味はギターとお料理。最近のお気に入りはHY(エイチワイ)。自己流で学んだというギターは遥加プロが演奏して、妹が歌うこともしばしば。また遠征先の美しい景色をカメラに収めて、帰宅後にすることとは・・・?意外な趣味を初公開する。
工藤遥加プロを迎えての「Hot Shot with GDO」は今週が最終回。公私ともに2014年の目標や意気込みを語ってもらった。同期には既にレギュラーツアーで優勝を飾っている堀奈津佳や斉藤愛璃らがいる。
ライバルたちの優勝は良い起爆剤となり、今年は貪欲に“優勝”を狙いを定める。「勝ちを目標にしていれば、シードも獲れる」と信じ、今季開幕の準備を着々と進めているところだ。
21歳。6年後の東京オリンピック出場にはチャンスがある。その時27歳、年齢的にもタイミングとしてはとてもいい。でも遥加プロには以前から叶えたい目標がある。それは少しずつではあるが、これまでも続けてきたアフリカの子供達をサポートするというもの。ゴルフとはその「目標」。ゴルフで稼いでその一翼を担えたらと、志高く挑戦を続けることを決意した。