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2016年2月のマンスリーゲスト 荒井舞

「Hot Shot with GDO」2016年2月のマンスリーゲストには荒井舞プロを迎え、全4回でお届けする。

1992年2月19日生まれの23歳。福岡県鞍手郡出身で、専修大学を卒業し、宍戸ヒルズCCに所属している。昨年のプロテストでは、3度目の受験で合格。しかし、サードQTの2日目に左ひざの故障で棄権し、2016年度の出場資格はQTランキング205位となった。

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第1回 「3度目の正直でプロテスト合格」

「今回落ちたら、もうゴルフを辞めよう――」。自分を追い込んで臨んだ昨年のプロテストで、3度目にして合格を果たした。アマチュア時代から数々の試合で勝利を勝ち取ってきただけに、プロゴルファー人生をかけた1年に1度きりのチャンスに2度失敗したことは、自信を無くし、挫折を味わった出来事だった。

心底ほっとしたのもつかの間、出場優先順位を決めるサードQT直前にトレーニングで膝を痛め、痛み止めを飲んで試合に臨んだが、棄権。オフのトレーニングでは、けがをしない体づくりに取り組んでいる。

普段からおしゃべりが大好きで、「楽しくまわれば、いい結果につながる」と、試合の時もプライベートなガールズトークで盛り上がることが多い。ステップ・アップ・ツアーが主戦場の今年の目標は、「とにかく1勝」。230ヤード前後の飛距離を20ヤードのばすために、下半身強化に取り組む毎日だ。

第2回 「マイナス10度の世界」

父親にすすめられて、12歳の時に初めてクラブを握った。中学校では、軟式テニス部に所属し、部活を終えて帰宅した後に、練習場へ行き、ゴルフの練習をする日々を送った。

大学1年生の時に、「ファルドシリーズアジア日本大会」で2連覇を果たし、中国で開催されたグランドファイナルでも勝利を収めた。コースレイアウトや芝の違いなどに驚くと同時に、フレンドリーな海外の選手に英語で話かけられて、カタコトでしか言い返せない歯がゆさを実感。英会話を勉強しようと思うきっかけになった。

現在は、茨城県の「宍戸ヒルズカントリークラブ」に所属し、コースの近くで一人暮らしをしている。福岡県出身で、マイナス10度にもなる冬の寒さには、未だに慣れていない。朝の10時までにマスター室や売店の手伝いを終えたあとは、パッティング、バンカー、アプローチなどの練習をみっちりおこない、素晴らしい環境でせっせと腕を磨いている。

第3回 「巨大スーツケースと超過料金」

アプローチが得意で、セッティングのこだわりは48度、54度、60度のウェッジを3本入れていること。ゴルフ場では、午前中は練習グリーンでパッティングをして、午後は芝から打てるアプローチ練習場で、50ヤード前後の距離をひたすら練習している。

プレースタイルは、戦略性を重要視しており、安全を最優先し、得意な距離が残ったときにだけ、デッドにピンを狙うようにしている。

ゴルフウェアは「Kappa GOLF」を着ており、ビビッドなピンク色をチョイスすることが多い。定番は、ミニスカートにタイツとレッグウォーマーの組み合わせ。3日間競技でも6着分を持っていき、試合当日の天気と気分でコーディネートする。

昔から荷物が多いタイプで、飛行機では常に超過料金を払い続けている。巨大なスーツケースを持ち歩くため、周囲からは迷惑がられ、白い眼で見られることが多い。

第4回 「ゴルフがないとフツーの人」

趣味はジェルネイル。ネットでデザインを探し、いくつかのパターンをいいとこ取りして、3週間に1度、4時間をかけて完成させる。小学校の時から、細かい作業が大好きで、ビーズでストラップやアクセサリーをつくっていた。

ネイルを初めて1年半ほど経つが、集中しているとリラックスできて、いい気分転換になる。最近ではだいぶ腕が上がって、周囲からは、「すごい!」と驚かれている。

30歳くらいまでには、自分のゴルフが海外で通用するのかどうかを試してみたい。そのために、好きな洋楽を聞きながら、ネットで歌詞を検索し、わからない単語を調べて英語を勉強している。

ゴルフが自分の人生のすべて。ゴルフがないと普通の人だし、ゴルフがあるからこそ自分の存在価値がある。ゴルフをしているからこそ、いろいろな地域で文化に触れることができる。将来は、海外に活動を広げてもっと多くの人々と触れ合いたい。



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