2017年12月のマンスリーゲスト シド・沖野
「Hot Shot with GDO」2017年12月のマンスリーゲストにはシド・沖野プロを迎え、全4回でお届けする。
1993年12月3日生まれ。ハワイ出身で、シアトルのワシントン大学を卒業したのち、2015年に単身来日し、日々練習を重ねている。
<< 下に続く >>
第1回 「ラストチャンス」
2017年はステップアップツアーを中心に16試合に出場した。最初は毎週のように色々な場所に行ってゴルフができて、とても楽しむことができたが、中盤から徐々に疲れがたまってきて、最後は気持ちが切れてしまった。
しかも天候が悪く試合がサスペンデッドになることが多く、気がめいることもあった。そんなストレスを溜めた状態でセカンドクオリファイに出場したこともあり、結果は68位で敗退。
2018年の出場権を得ることができなかったので、ハワイに一旦戻り、日本のプロテスト合格とツアー出場権獲得を目指して練習に励む予定だ。次回をプロゴルファーへのラストチャンスと位置づけ、上手くいかなければ他のキャリアも考える。
2015年に単身で日本に来日し、安全で人々が優しく、食べ物が美味しいこの国が本当に大好きで、日々の生活を楽しんでいる。日本のベストサービスは「宅急便」で、嫌いなところは「満員電車」。
第2回 「充実したカレッジゴルフ」
6歳になった頃のある日、父親が学校の帰りにゴルフ場に連れて行って遊ばせてくれたのがゴルフとの出会い。ミッシェル・ウィのコーチでもあったケイシー・ナカマプロと父親が親友だったこともあり、レッスンを受けるようになった。
アメリカでは大学ゴルフ部の環境がとてもよく、高校を卒業するとほとんどが進学して、カレッジゴルフを経てプロになるのが普通だ。暖かく晴天が多いハワイと違って、シアトルは寒くて雨が多かったが、いい友達に囲まれて充実した大学生活を送った。
一人っ子で、高校生のときから両親との電話は毎日欠かしたことがない。「周りが自分を知らないところで実力を試したい」と単身で日本に来たものの、文化や言語の違いにとまどった。周りのサポートもあり、いまではハワイに戻りたくないくらいに日本の生活が楽しい。
好きな日本食は「しゃぶしゃぶ」、「すき焼き」、「お好み焼き」、そして「焼き魚」。
第3回 「ハワイアンスタイル」
ドライバーはキャロウェイゴルフのエピックに変えたばかりで、飛距離が15ヤードくらいのびた。スプーンはアダムス、ユーティリティはPING、アイアンはPXGと気に入ったクラブをチョイスして使っている。ボールはゴルフを始めたころからプリセプトで、今はブリヂストンゴルフのB330Xを使っている。得意クラブはドライバーで、フェアウェイキープ率が高いのが強み。
ゴルフウェアはカレッジで提供してもらっていたこともあり、ナイキゴルフを着用している。シンプルでスポーティなデザインで、機能的な素材が快適なところが気に入っている。
日本でゴルフウェアを見たときに、派手な色使いと柄物の多さに衝撃を受けた。アメリカのコーディネートはシンプルだが、派手なゴルフシューズを合わせたりして個性を出すことが多い。普段着はTシャツ、短パン、ビーサンのハワイアンスタイルだ。
第4回 「気分転換はカラオケで」
ハワイでは休みがあればハイキングをしていたが、日本では試合もあり忙しかったため、時間があったら寝るか、洗濯をするのが精いっぱい。
気分転換は、友達を誘ってカラオケにいくこと。アデルやセリーヌ・ディオンの歌が得意だ。
ショッピングが大好きで、好きなブランドは「ユニクロ」と「アメリカンイーグル」。最近、ジャケット、ベスト、セーターなどの冬物を買い込んだばかりだ。
好きなタイプは「背が高い人」。人前で話したり、カメラの前に立ったりするのが大好きなので、プロゴルファーになっていなかったら、アナウンサーやキャスターになりたかった。
ゴルフをしていたからこそ、色々な場所に行けて、色々な出会いがあり、素晴らしい経験ができた。子供のころから自分が成し遂げたたった一つのことがゴルフ。いまの目標は、大好きな日本でレギュラーツアーに出場して活躍すること。夢に向かって努力あるのみだ。