「Hot Shot with GDO」2018年10月のマンスリーゲストにはミナミ・レボノウィッチプロを迎え、全4回でお届けする。

1993年4月16日生まれ。ロンドン出身。日本人の母とアメリカ人の父を持ち、幼少期は父の転勤でヨーロッパ各地を転々とする。13才からアメリカ、サウスカロライナ州ヒルトンヘッドに移住。2016年2月にプロ転向し、同年5月、カンザス大学卒業の3日後に来日。昨年、今年と日本ツアーのプロテストを2次予選で敗退。2018年は台湾LPGAのQTランキング25位の資格を獲得した。

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第1回 「ニックネームは"ミニー"」

名前が、「ミナミ・レボノウィッチ」と長いので、友達からは「ミニー」と呼ばれている。

アマチュア時代、2014年に「北海道meijiカップ」、2015年、2016年に「センチュリー21レディス」に出場。アメリカのトーナメントには無い、多くのギャラリーの応援にビックリして、あらためて日本でプロゴルファーになりたいと確信した。

実際に日本に住むようになり、トーナメント以外に、テレビのゴルフバラエティ番組や、雑誌、そして今回のようにラジオに出演できるなど、アメリカでは経験できない出来事を楽しんでいる。

昨年は、日本ツアーQTの直前に盲腸になり、受験を断念した。チームメートのすすめで台湾ツアーのQTを受けた結果、25位の資格で出場権を獲得。現在は日本が寒い時期は、多少温かいアメリカのヒューストンで4カ月ほど過ごし、残りは日本と台湾で過ごしている。

最近は、多くの日本のゴルフ場にある、ジャケット着用ルールにやっと慣れてきたところだ。

第2回 「師匠は井上透プロ」

母親はクラブ競技に出場するほどの、シングルハンディーキャップの腕前。両親ともにゴルフが大好きで、3歳の頃からゴルフ場に連れて行ってもらったのがゴルフとの出会いだ。

プロゴルファーになるならアメリカに拠点があったほうがいいと考え、サウスカロライナ州に移住し、ハンクヘイニーアカデミー（IJGA）で、朝から12時20分までは勉強し、ランチ後は夜までゴルフ漬けの毎日を送った。

2018年は激動の年だった。マンション大規模修繕会社「リノ・ハピア株式会社」、広告制作会社「KATO PRO」とスポンサー契約。今まで想像もつかなかったが、3回のテレビ出演に加え、今、人生初めてのラジオ出演も果たし、毎日がとても楽しい。

師匠は井上透プロ。何でも率直に話すことができ、考え方が古臭くなく革新的で、最新の技術を駆使してくれる素晴らしいコーチだ。日本食が大好きで、サーモンとネギトロのお鮨が大好物。

第3回 「I am ウィンウィンガール！！」

ドライバーとアイアンはテーラーメイド、ウェッジとボールはタイトリスト、パターはスコッティキャメロンを使っている。あまり用具を変えるタイプではなく、とくにパターは大学生の時から使っているものだ。

生まれ育ったヨーロッパ、大学生活を過ごしたカンザス、そして現在戦う台湾、どこもすべて風が強く、自然と低いボールで攻めるスタイルが得意になった。アイアンが得意で、4番から入れていたが、日本に来て、井上透コーチに「ウッドを活用したほうがいい」とアドバイスをされ、今ではバッグに6番アイアンから入れている。

ゴルフバッグとウェアは「ウィンウィンスタイル（WINWIN STYLE）」と契約しており、台湾ツアーではカラフルで派手なスタイルの「ウィンウィンガール」として好評だ。

普段の洋服は「ZARA」や「H&M」などのヨーロピアンスタイルが好み。バッグは、カラフルでユニークなデザインで、スタイリッシュな「ケイトスペード」が好みだ。

第4回 「夢はファッションデザイナー！？」

海外では様々なスポーツを同時に体験するジュニアゴルファーが多いが、3歳からゴルフオンリーの生活。井上透コーチには、「ほかのスポーツをした方がゴルフの上達につながる」と言われるが、どうやら運動センスが無いようだ。

普段は、友人から誘われない限り、家でゆっくりと過ごしたいインドア派。クリエイティブな活動が好きで、YouTubeで「デザインスケッチの方法」を見ながら、ゴルフウェアのデザインをして楽しんでいる。

大学ではジャーナリズムを専攻し、アメリカLPGAツアーのレポーターをしている片平光紀さんがジュニア時代に同じゴルフアカデミーだったこともあり、チャンスがあればセカンドキャリアを意識することもある。

ボーイフレンドはアメリカにいて、遠距恋愛中。今はゴルフに集中して、日本のプロテストに合格し、トーナメントで優勝をするのが最大の目標。将来は、日本のジュニアゴルファーがアメリカのカレッジでゴルフを学ぶ手助けをしたい。