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2018年12月のマンスリーゲスト 金澤志奈

「Hot Shot with GDO」2018年12月のマンスリーゲストには金澤志奈プロを迎え、全4回でお届けする。

1995年7月29日生まれの23歳。茨城県笠間市出身。2017年のプロテストでは5アンダーの9位タイで合格し、89期生となった。2018年度出場資格は、QTランキング28位。第1回リランキングは18位で第2回リランキングは24位と着実に順位をキープし、合計32試合出場し、2018年シーズンの獲得賞金は57位。

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第1回 「60点のルーキーイヤー」

高校を卒業後、「体力、技術面ともにレベルアップが必要」と考え、千葉県の中央学院大学へ進学した。3年生になり自信がついてきたタイミングで、「プロテスト一発合格」と目標をたて、半年間猛練習をした末に見事合格。

昨年は1998~1999年生まれの「黄金世代」が話題となったが、今年はすでに2000年生まれの「プラチナ世代」が台頭。自分の高校時代とは状況が違い、通信制に通いアマチュア時代からレギュラーツアーで活躍する選手が多く、レベルアップしていることに驚いている。

プロになって2か月もたたないうちに、ステップアップツアー「山陽新聞レディース」で優勝。最終日が台風で中止となり、緊張感なく転がり込んできた優勝に、自分が一番びっくりした。

今年の前半は、導入されたばかりのリランキング制度を意識するあまり、予選通過にこだわりすぎて上位を目指すどころか消極的なゴルフになっていた。後半戦は夏場の暑さに体力を奪われ調子を崩し、立て直せないまま試合では我慢のゴルフを強いられた。

ルーキーイヤーに点数をつけるなら60点くらい。オフはベトナムで合宿をして、体力強化とスイングを見直して来シーズンに備える。

第2回 「初ラウンドスコアは126」

ゴルフ好きの父親にすすめられて、小学校2年生でゴルフを始めた。すぐにレッスンに通い、3年ほどで試合に出るようになったが、初めての試合で126を叩き、くやしさのあまり練習に明け暮れた。

今年米ツアー2勝目を挙げて大活躍の畑岡奈紗とは茨城県笠間市出身の同郷で、3つ下だが国体で一緒に戦ったチームメート。その頃から、「ゴルフが上手で、やさしさの中に強さを秘めた選手」という印象だ。

中央学院大学時代はリーグ戦に力を注ぎ、コーチ、部員が一丸となって努力をした結果、2014年には「全国女子大学ゴルフ対抗戦」で同大学初の全国制覇を実現した。進学はコーチの金愛淑(キム・エイスク)プロのアドバイスだったが、いい経験ができて、選択は間違っていなかったと思っている。

成田市にある「レイクウッド総成カントリークラブ」でキャディのアルバイトをしていた縁で、ゴルフ場運営会社の「レイクウッドコーポレーション」の所属となった。

大好きなのは「お寿司」で、試合で富山県に行ったときは普段食べているお寿司との違いにびっくりして、幸せをかみしめた。

第3回 「SNSは来年から!?」

小学校2年生でゴルフを始めたときからずっと、ブリヂストンのクラブとボールを使用している。当時は宮里藍さん全盛期で、ツアーステージのViQを使っていた。

ドライバーの飛距離は平均230ヤードで、欲を言えばあと10ヤード飛ばしたいが、難しいセッティングでラフには入れたくないので、方向性を重視している。昔から体が細く飛ぶ方ではなかったので、アプローチ、パットの練習に時間を割いた結果、パッティングが得意になった。

昨年、ある試合の17番でボギーをとり、試合が終わった後に、「66ホールノーボギーで新記録を樹立した」と聞いたが、まったく意識はしていなかった。

ゴルフウェアはZOYで、アマチュア時代からデザインや色の使い方が可愛いので、好きで着用していた。プロになって試合でテレビに映った自分を見て、「洋服が可愛い!」とあらためて思う。

好きな色はモノトーン。理想はピンク色を身に着けてみたいが、結局選ぶのは黒や紺。究極の優柔不断で、欲しいものがあっても「もっといいものがあるかも」と、なかなか決められないので、買い物は一人で行くようにしている。

InstagramやFacebookなどのSNSはもっぱら見るだけ。頻繁に更新して、人に向けてアピールするのが苦手なタイプだが、来年はファンのためにも検討したい。

第4回 「結婚して幸せになりたい」

一人っ子で、8歳でゴルフを始めた頃は、両親から「プロになるために頑張れ」と言われていたが、最近は「自分の好きなようにやりなさい」に変わってきた。

家族、親戚一同で、楽しみながら応援してくれているのでプレッシャーなく、のびのびとゴルフができている。

オフは、映画館や本屋に行ったり、優柔不断なので迷惑をかけないよう、「一人」で買い物に行ったりする。

去年あたりから、芸能人が着ているような高級ブランドのダウンジャケットに憧れていて、1年間迷ったので、今年は勇気を出して買う予定だ。

周囲から見た目とのギャップを指摘されるが、実は結構短気で、ラウンド中に感情がでてしまうのが課題だ。

好きな男性のタイプは「一緒にいて飽きない面白い人」で、将来の夢は「結婚して幸せになること」。高校生のときは「25歳には結婚したい」と思っていたが、プロゴルファーになってみて難しいことがわかり、「いつか結婚できたらいいな」に変わった。

同じく金愛淑(キム・エイスク)プロに教わっている申ジエのように、ミスの範囲が少ないゴルフを目指したい。



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