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2019年2月のマンスリーゲスト 勝みなみ

「Hot Shot with GDO」の2019年2月のマンスリーゲストには勝みなみプロを迎え、全4回でお届けする。

1998年7月1日生まれの20歳。鹿児島県鹿児島市出身。2017年のプロテストに一発合格し89期生となり、2018年は同じく「黄金世代」の新垣比菜小祝さくら松田鈴英などとともに大躍進をみせた。

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第1回 「黄金世代=みなみ世代!」

「通るのはあたりまえ」と周囲からプレッシャーを受け、パターを打つ手が震えるほど緊張したプロテスト。同期メンバーで励ましあった末の合格だったが、正直なところ辛すぎて、うれしさより、「やっと終わった」という気持ちが強かった。

「黄金世代」の代表格と言われるが、当人にとっては普通に頑張った結果、いい成績につながり、その姿をみてお互いに切磋琢磨ができる、いい連鎖反応だと思っている。

実際に同期の新垣比菜が4月にプロ入り初優勝したときも、先を越されたというより、自分のことのように本当にうれしくて泣いてしまったほどだ。

シーズン後半は調子を崩してしまい、スイングがばらばらになって一からやり直さないといけないと悩んでいた。

試合で同組になった西山ゆかりのコーチの芹澤信雄さんが、練習場で、「背中のロゴの“Samantha Thavasa”の最後の文字 “a” まで見せるくらい肩をまわしなさい」とアドバイスをくれて、そこから成績がよくなり、11月の「大王製紙エリエールレディスオープン」で待望のプロ入り初優勝につながった。

第2回 「無欲の勝利で偉業達成」

ゴルフを始めたときから、宮里藍さんを目標にしながら、自分らしくゴルフを続けてきた。昨年藍さんは引退を発表したが、次は自分が同じような存在になるくらいの気持ちで頑張っていきたい。

アマチュア時代から数々の偉業を達成してきたが、すべてが無欲の勝利だった。2014年には、「ニュージーランドアマチュアゴルフ選手権」でリディア・コの大会最少ストロークを更新。

2015年には、「KKT杯バンテリンレディスオープン」で女子プロツアー史上最年少優勝を樹立した。本人曰く、「プロのプレーを見ながら楽しもうとプレーしていたら優勝してびっくり。試合の後は優勝ブレザーを着たまま、普通に食事に行ったくらいで、偉業を達成した実感はありませんでした」

今年のオフはトレーナーを帯同して、タイで合宿をする予定。今までコーチをつけたことがなく、自分でスイングの動画を見て試行錯誤をするスタイルだ。

客観的に自分を見ることができなくなった時に、悪い部分をなかなか発見できずに修正が遅くなってしまうことがある。本当にどうしようもなく悩んだら、誰かにちょっと頼ってみようかなとは思っている。

第3回 「ファッションに興味ナシ」

以前はドライバーが得意クラブだったが、2018年の成績をみると国内女子フェアウェイキープ率が90位だったので、練習に力を入れている。

バーディ数、1ラウンドあたりの平均パット数は堂々の一位で、その理由は「強気なパッティングスタイル」だ。さらに特筆すべきは、「バウンスバック率」2位。ボギーやダブルボギーを打った後に自分の中でスイッチが入る瞬間があり、プロになってからは数多くの失敗から気持ちの切り替え方を学ぶことができた。

プロ入り初優勝の試合でも、初日に2回連続OBを打ちながらも気持ちを切らさずにまわることができたことが、いい結果につながった。

アマチュアの頃からゴルフウェアは、「サマンサタバサ」がお気に入り。明るい色が大好きで、自分で選ぶと過剰になってしまうため、母親にコーディネートをお願いしている。

普段のファッションに求めるのは「ラクさ」。キレイな恰好をして出かけることも、男の人と二人でご飯を食べにいくことも全くないので、普段着はもっぱらジャージが定番。

食べることが大好きで、地方にいくときには母親と一緒に、事前にネットで美味しいお店の口コミを調べて選ぶ。「いっぱい食べても苦しくならなくて、お腹がでない洋服がいいですね(笑)」。

第4回 「美少女戦士セーラームーンになりたくて」

名前の「みなみ」は漫画「タッチ」のヒロイン、浅倉南にちなんだもの。本気で「美少女戦士セーラームーン」になるのが夢で、被り物やコスプレを楽しんだ幼少時代だった。

K-POPが大好きで、時間があるとYouTubeでライブを見ている。昨年、小祝さくらちゃんと「Wanna One(ワナワン)」のライブに行き、ダンスがキレキレで、顔がめちゃめちゃ綺麗で感動した。

一方で、実際に好きになる人の男性のタイプは、「優しい人」。性格がよく、一緒にいて、黙っていても楽しくて居心地がいい人が好みだ。

賞金は母親が管理していて、必要な時にお金をちょっともらって欲しいものを買いに行くが、実際には買わないことが多い。今欲しいのは、音質のいいヘッドホンだが、まだ購入には至っていない。

オリンピックには出てみたい気持ちはあるが、その前に自分がすべきことをやって、笑顔で楽しくゴルフをしたいなと思う。ゴルフは、ずっと一緒に育ってきて、今の生活も、性格もつくってくれたもの。これからも、ともに成長して大きくなっていきたい。



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