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2019年9月のマンスリーゲスト 西智子

「Hot Shot with GDO」の2019年9月のマンスリーゲストには西智子プロを迎え、全4回でお届けする。

1996年8月29日生まれ、兵庫県神戸市出身。滝川第二高等学校を卒業後、2016年のプロテストに合格して88期生となる。2019年の出場資格はQTランク133位で、ステップアップツアーを中心に参戦しており、第一回のリランキングでは81位となった。

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第1回 「グリコのお菓子で育って所属契約ゲット」

サッカーや陸上をはじめ、野球では甲子園に出場するなどスポーツの強豪校で知られる滝川第二高等学校出身。アマチュアだがすでに活躍を見せる高校の後輩である安田祐香は、小さい頃から知っており妹分のような存在だ。

9月末の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」までの第2回リランキングでレギュラーツアーの出場権を狙いたいが、シーズン前から主戦場と決めていたステップアップツアーで、引き続き集中して頑張りたい。

ここ1年くらいで色々な選手とまわって、強い選手ほど切り替えがすごく早いことに気付いた。準備をしてスタート地点に立ったらあとはシンプルに、「今」に集中しているように感じる。技術はもちろん大切だが、自分には芯となる心の部分が足りないので、そこを補えれば「ポン」とすすめる気がしている。

高校生からグリコのスポーツサプリメント「パワープロダクション」などを活用した栄養面のアドバイスをもらっており、プロになって江崎グリコの所属となった。大好きなお菓子はもちろん「ジャイアントコーン」だ。

第2回 「中学生でキャディ!?」

6歳から水泳の選手コースに通っており、日曜日のスクールの後に趣味がゴルフだった父親とテレビでゴルフ中継を観るのが定番だった。ちょうど10歳上で当時大活躍していた宮里藍さんの活躍に憧れ、ゴルフを始めてみたいと思った。

ジュニアスクールが「六甲国際ゴルフ倶楽部」にあると聞き、「江連ゴルフアカデミー」に入学。当時は諸見里しのぶ上田桃子をはじめ、男子プロも大勢練習しており、36ホールあって練習場も広く、最高の環境でゴルフを学ぶことができた。

中学3年生で目指していた「日本ジュニア」への出場が果たせず落ち込んでいたところ、諸見里しのぶから声がかかり、「CATレディース」でキャディを務めることに。バッグを担ぐのは大変だったが、プロの世界を間近でみて「カッコイイな」と感じた。

拠点は実家がある神戸で、新幹線や飛行機で全国どこへ行くのも便利だし、ゴルフ場への道も混まないので快適だ。

ラウンド中はフルーツを食べることが多く、好きな食べ物はイチゴ。嫌いなものはあまり無いが、セロリは嫌い。食べたことは無いがたぶんパクチーもダメだと思う。

第3回 「飛ばしの限界点を突破せよ」

ボールはタイトリストのプロV1でシューズはフットジョイ。クラブは今年からフリーになり、様々なヘッドとシャフトの相性を試したり、前のモデルを使ったりと、選べる面白さを実感している。

得意クラブはドライバーとパター。小さい頃に知り合いのおっちゃんが使っていたクラブを切ってくれて、7本セットにしたものをもらって使っていた。それでも自分の身長より長かったが、躊躇せずに振り回していた思い出が今でも残っている。

「黄金世代」と言われる若い世代はみんな飛ぶので、飛距離の必要性を感じ、力をためるタイミングを練習している。自分の限界点を突破していかにヘッドスピードを上げるかに取り組んでいる。

ウェアは神戸に本社があり、小さい頃から親しんできた「グリップインターナショナル」が手掛ける「ビバハート」を着用。以前はピンク色で可愛いらしいイメージが強かったが、最近ではポップでカジュアルになり、広い世代で楽しめるブランドになった。

普段は白いTシャツにキレイ目なデニムなどを合わせた、ラフでオシャレなスタイルに憧れている。

第4回 「努力賞のないスポーツの世界」

毎日決まって1時間ほどトレーニングをしており、テンションを上げるためにテイラー・スウィフトなどの洋楽でカラダにスイッチを入れている。

アクセサリーが好きで、ファッションの発信地で知られる神戸旧居留地に建ち並ぶ、ハイブランドなお店のディスプレーを眺めて楽しんでいる。「ティファニー」が好きで、新作を見ると「もっと頑張ろう!」と自分を奮い立たせて、優勝したら買おうと心に誓っている。

子供のころから、両親はいつも本人の意見を尊重するスタンスだった。ゴルフがしんどいと思うこともあるが、そのたびに自分で決めたことだから「やるしかない」と立ち返る。

ボクシングの村田諒太さんのコメントで「練習はときに裏切ることが多いけど、練習したものしか本番は出せない」とあり、努力した人が報われる「努力賞」のないスポーツの世界を選んだからこそ、胸に「ずきゅーん」と響いた。

まずはステップアップツアーで1勝し、QTでツアー出場権を獲得して、レギュラーツアーのシード獲得を目指す。一つずつステップを踏んで「いま」を精一杯頑張りたい。



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