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2020年5月のマンスリーゲスト 丹萌乃

「Hot Shot with GDO」の2020年5月のマンスリーゲストには丹萌乃プロを迎え、全4回でお届けする。

1996年12月31日生まれ、愛媛県西条市出身。岡山県作陽高等学校を卒業。2018年、ステップアップツアー「山陰合同銀行 Duoカードレディース」で優勝を果たし、ステップアップツアー年間獲得賞金ランキング3位となる。2019年はファイナルQTを7位で通過し、TP単年登録者として国内ツアーに参戦。35試合に出場し、賞金ランキング91位となった。11月に受験したプロテストは5年連続で不合格となり、国内ツアー出場権を争うQT制度の変更で、2020年はレギュラーツアーもステップアップツアーも出場できないシーズンとなった。

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第1回 「中国女子ツアー出場権獲得!」

岡山県作陽高等学校のゴルフ部出身で、3年生のときに1年生として入ってきたのが渋野日向子。昨年の大フィーバーで色々な人から話を聞かれたが、「本当にすごいし、うれしい!」の一言だ。

2015年に高校を卒業し、1度目、2度目ともにプロテストに不合格し、ファーストQTで敗退した。2017年のプロテストも不合格だったが、ファイナルQTを85位として翌年のステップアップツアーに参戦。4回目のプロテストに挑戦するも合格できず、悔しさをバネに直後の「山陰合同銀行 Duoカードレディース」で悲願の初優勝を果たした。

2018年のファイナルQTで7位となり、2019年は単年登録者としてレギュラーツアーに参戦。初めて前半戦の17試合にフル出場を果たした。「フジサンケイレディスクラシック」で11位タイ、「リゾートトラストレディス」で7位タイに入るなど、活躍をみせるも予選落ちが10回と好不調の波が激しく、毎週の試合に向けた体調管理に難しさを感じた。

地元愛媛県で開催された「大王製紙エリエールレディスオープン」で、最終QT出場権が与えられる「賞金ランキング70位以内」を目指したが予選通過を果たせなかった。シーズンを通じて35試合に出場し、賞金ランキングは91位。目標の正会員資格を得ることができる「優勝」や、「50位以内のシード獲得」は、ならなかった。

今年1月に中国の海南島で開催された中国女子ツアーのQTには日本から昨年より15名ほど多い34名が出場。トータル2アンダー14位タイの成績で14位タイとなり、出場権を獲得したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で試合開催が見送られている。

第2回 「継続は力なり」

家から走っていける近所の距離にショートコース併設の練習場があり、7歳の時に父と一緒にゴルフを始めた。小学校の時から毎日片道30分を自転車通学していたことで、下半身強化になっていたなと思う。

オフは愛媛の実家で過ごし、2日に一度はパーソナルトレーニングジムに通い、体幹や下半身強化に取り組んでいる。さぼりたいと思うことはなく、むしろ筋肉痛になるのがうれしいくらいだ。地元の「エリエールゴルフクラブ松山」から無償で自由に練習場を使わせてもらえており、素晴らしい環境が整っている。

小学校を卒業するときに描いた将来の夢は、「プロゴルファー」。ゴルフが大好きで、いまでもほかに好きなことが思いつかない。座右の銘は、作陽高等学校の校訓でもある「継続は力なり」。とくにスイングを治していると最初は違和感があるが、いつかは身に付くと信じて地道な練習を続けることが大切だ。

憧れはゴルフを始めた頃に大ブームを起こしていた宮里藍さん。昨年、「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」で初めて会話をしたときに「え、わたし喋ってる!」と本当にうれしかった。

好きな食べ物は「焼肉」と「焼き鳥」。朝はお腹がすいて起きるくらいなので、ガッツリ食べる。絶対にご飯派だ。

第3回 「プロゴルファー集団 “チームディライトワークス”」

クラブとボールはブリヂストン。タイガー・ウッズの使用ボールで話題になった「TOUR B XS」を使っている。パター練習が一番好きで、得意クラブはもちろんパター。練習時間は決めず入れる回数を目標にしており、100回だとすぐに終わってしまう。自分のパターの距離感と合うようにラインを読むのに自信がある。

スイングの課題は、テークバックのときにシャットに入る癖がミスショットの原因になること。オフに少しずつバックスイングを意識していたら、トップの位置が少しずつ変わってきて、普通のスイングに近づいてきたと実感している。

ディライトワークス株式会社がプロデュースするプロゴルファー集団「Team DELiGHTWORKS(チームディライトワークス)」に所属。男女15名のプロが、一緒に合宿をしたり、お互いの試合を見に行って情報を共有したりしている。社員として会社に所属しており、プロゴルファーとしては心強い体制だ。

ウェアはシンプルなデザインが好きで、「デサントゴルフ」を自分で買って着ている。高いので何度も繰り返して着用するため、「またその服!」と周囲にからかわれている。シンプルでスポーティな、着心地のいいウェアのスポンサーを募集中だ。何度か青系のウェアを着てスコアが悪かったので、それ以来着なくなってしまった。「今日はやるぞ」と思った時は、赤、ピンク、オレンジなどの暖色系で気合を入れている。

第4回 「両親が理想の夫婦」

これといった趣味はないが、「富士急ハイランド」や、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」などに行って絶叫系のマシンに乗るのが大好き。いま一番やりたいことは、「バンジージャンプ」で、どこが面白いかを調べて、一緒に行ってくれる友達を探しているところだ。

オフは外で遊ぶことが多いアクティブ派で、「ラウンドワン」でボーリングをしたり、カラオケに行ったりする。熱は冷めてきているが、一時期「タピオカ」にはまっており、一日に3件をはしごすることも。中でも台湾発「TIGER SUGAR(タイガーシュガー)」は、昨年できた原宿店に行ってみたところ、一番美味しいと感じた。

今年の1月に中国女子ツアーのQTを受けに行った際は、たくさんのハプニングに遭遇。言葉が通じないので、携帯の翻訳アプリを駆使してみたところ、意外とすぐに解決したので「やってみるもんだな」と感じた。マイペースな性格で、まわりからは「ぼけっとしている」と言われる。たまにはイライラするが、寝たら「ま、いっか」とすぐ忘れるタイプ。

両親は同級生で、とても仲良し。いまだに二人で楽しそうに出かけたりするのをみると、「こうゆう風になりたいな」といつも思う。

一番近い目標は「プロテスト合格」で、その次は国内レギュラーツアーでの優勝。スポンサーさんや家族など色々な人に支えられて大好きなゴルフをさせてもらえているので、アスリートとしてまずは結果で恩返しがしたいと心から思っている。



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