2020年9月のマンスリーゲスト 三宅百佳
「Hot Shot with GDO」の2020年9月のマンスリーゲストには三宅百佳選手を迎え、全4回でお届けする。
1995年1月23日生まれ、25歳、香川県出身。5回目の挑戦となった2017年のプロテストで、2アンダー19位タイで合格を果たし89期生となった。2020年の出場資格はQTランキング198位。
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第1回 「5回目でプロテストに合格!」
うどん県出身の25歳。現在は兵庫県に住んでおり、関西のうどんはコシがないので香川に帰省すると必ず食べにいく。5回目の挑戦となった2017年のプロテストで合格し、89期生となった。
黄金世代の勝みなみや新垣比菜などの受験でハイレベルな争いが予想されており、プレッシャーから2週間前に胃腸炎に。食欲もなくげっそりと痩せ、精神的、体力的に限界の中で、最終日は緊張のあまりフェアウェイのど真ん中から池に入れるなど前半で合格圏外へ。後半でなんとか巻き返した結果、2アンダー19位タイのギリギリで合格を果たした。
昨シーズンはQTランク99位の資格で、ステップアップツアー20試合、レギュラーツアー1試合に出場。開幕戦の「rashink×RE SYU RYU/RKBレディース」では16位タイとなるも、その後予選落ちが続いた。気合は十分だったが、「上手くいかなさすぎてずっと苦しかった」と振り返る。
不安な気持ちのまま受けたQTではファーストステージで61位となり、2020年の出場資格はQTランキング198位。
シーズンオフはコーチと10日間合宿をして「もう一度頑張るぞ」とモチベーションが上がったタイミングで新型コロナウイルス感染拡大の影響が拡大。限られている推薦出場の予定だった試合は中止となった。いまはコツコツとアプローチやパターの技術を確実にするべく練習に励み、試合に出場できたときに実力を発揮できるよう準備を整えている。
第2回 「武勇伝は5回のホールインワン」
10歳のとき、6歳上の姉がゴルフをはじめて、一緒に練習場に連れていかれたのがゴルフとの出会い。今年、プロゴルファーを目指す6歳下の弟が、大阪学院大学のゴルフ部に入った。弟が大好きな「ブラコン」で、実家に帰ると必ず一緒に練習やラウンドをする仲良しぶりだ。
母親は美容系の仕事に携わっているエスティシャン。プロテストでは毎日リンパマッサージをしてもらい、日頃は美容のアドバイスをしてくれる心強い存在だ。
ゴルフを始めたきっかけとなった姉は現在では4児の母。プロゴルファーになっていなかったら保母さんになりたかったほど子供好きで、甥っ子や姪っ子を積極的に預かって可愛がっている。
武勇伝はいままで5回のホールインワンを果たしたこと。1度目は国体の試合、2度目は高校の卒業コンペ、その後はプロになって立て続けに3回。そんなところで運を使い果たしていいのかと複雑な心境だ。
好きな食べ物はお肉で、「焼肉」が大好物。嫌いなものは「グリンピース」で、プチっとした食感が苦手なため「豆ごはん」は絶対に無理。
第3回 「ピラティスの先生になりたい!?」
ゴルフクラブとボールはダンロップのサポートで、ゼクシオとスリクソンを使っている。得意なクラブはドライバーで、曲がらないタイプなので、フェアウェイが絞ってあるようなコースが好みだ。
イ・ボミに憧れて、プロになりたての頃はコーチにお願いしてスイングを真似したこともあるほど。
ステイホーム中は人が少ない朝イチに練習場に行ったあと、家のパターマットでアプローチをしたりしていた。ジムが閉まっていたのでYouTubeを見ながらピラティスでトレーニング。インストラクターの大熊里奈さんが好きで、一瞬ピラティスの先生になりたいと思い、どうやったら資格がとれるのだろうと徹底的に調べた。
契約しているゴルフウェアブランドは無いが、「ジャック・バニー」や、「アルチビオ」などの派手目なデザインが好きで着ている。ショッピング好きで、ステイホーム中についついネットで「ぽちっ」と買ってしまいがちで、葛藤する毎日だ。
日本から世界へ挑戦するアスリートをサポートする「チームディライトワークス」所属。昨年開催された「ディライトワークス女子マッチプレー選手権」にホステスプロとして出場し、健闘するも3回戦で敗退。マッチプレーが好きで気合いが入っていたので、最終ホールでパットをショートして負けてしまったことがいまでも忘れられないくらい悔しい思い出だ。
第4回 「不時着ロス」
最近は韓国ドラマにはまっており、話題の「愛の不時着」は最強すぎて、毎回号泣して、最終回後は激しい「不時着ロス」に陥った。「太陽の末裔」もおススメで、毎日時間を決めて、ストーリーが気になっても時間になったら頑張って目をつぶって寝るようにしている。
好きな芸能人は「ガンちゃん」こと三代目JSB岩田剛典さん。子犬っぽいかわいい顔が好みで、ゴルフを頑張って成績を残せば会えるんじゃないかと淡い期待を抱いている。
ファンに「もっとインスタで投稿してください」と言われるが、文章を書くのも写真を撮るのも苦手で、頑張ってアップしようとするが書いては消しての繰り返し。「こんなの載せて面白いかな?」「自己満足すぎないかな?」などと考えすぎてしまうのが悩みだ。
人見知りだったが、高校を卒業して関西に行ってからは「しゃべらないと生きていけない」と実感。研修生としてキャディの仕事をして、おじさんゴルファーを相手に必死にしゃべっているうちに慣れてきた。
気分屋で一人の時間が好きなので、優しくほっといてくれる男性がタイプだ。理想は28歳で初優勝をして30歳で結婚をして引退することだが、いまだに相手を募集中なのでタイミングは、ずれこむ見通しだ。
テストに受かる前からずっと応援してくれるファンのためにも、シード権獲得と初優勝を目標にしている。