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2021年1月のマンスリーゲスト 井上りこ

「Hot Shot with GDO」の2021年1月のマンスリーゲストには井上りこ選手を迎え、全4回でお届けする。

福岡県福岡市出身、1993年4月10日生まれの27歳。兵庫県大手前大学を卒業し、2017年にプロテストに合格して89期生となった。2020年度の出場資格はQTランキング58位。

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第1回 「自称日本一画数の少ないプロゴルファー!?」

先日、澁澤莉絵留と会ったときに、「名前の画数がかなり違うからテストでかなり差がついちゃうね」と話したところだ。

福岡県出身で、沖学園高校のゴルフ部に所属しており、朝はジャージで5時30分の電車で朝練にむかい、授業の後は練習。帰りは途中でバスを下ろされ、走って帰宅する毎日。放課後は、制服でマクドナルドなどに寄り道をして友達と無駄にたくさん話をするような楽しい高校生活に憧れていたものの、現実は疲れ切って帰宅して死んだように眠る日々を過ごした。

卒業後はプロテスト受験を申し込んだが、坂田塾長から「まだ無理だから大学にいけ」と言われ大手前大学へ進学。寮生活で責任感を学び、あらためて親のありがたみに感謝ができた。

2016年のプロテストでは最終日に緊張でスコアを落とし、30位タイで不合格となったが、翌年は12位タイで合格し、89期生となった。2019年にホステスプロとして出場した、ステップアップツアー「カストロールレディース」で初優勝。

2020年の出場資格はQTランキング58位で、レギュラーツアーは開幕戦の「アース・モンダミンカップ」をはじめ3試合、ステップアップツアーは7試合に出場し、「2020中国新聞ちゅーピーレディースカップ」で8位タイ、「カストロールレディース」では10位タイの成績をおさめた。

2020~2021年統合シーズンの目標は、ステップアップツアーで優勝すること。昨年は調子が悪かったので、オフの調整で成長した自分でのぞみたい。

第2回 「4ホールで5アンダーの自己新記録!」

実家は14打席ほどの小さな練習場を営んでいる。最近は、新型コロナウイルス感染拡大の影響でゴルフを始めた人が多く、混雑で打席が埋まってしまい、ほかの練習場にいく場合があるくらいだ。

9歳で親に坂田塾につれていかれて、最初は嫌々だったが、塾長に初めて会って子供ながらに魅了され、「絶対に入りたい」と親に懇願。入塾し、6番アイアン1本のみで、ハーフスイングの練習をもくもくと行う地味な日々を過ごした。

ステイホーム中は料理当番がまわってくるようになり、家族の好みを考えて献立を考えるのが大変なことに気づき、今まで母親のつくった料理に文句を言っていた自分を恥じた。

武勇伝は、昨年のステップアップツアー「山陽新聞レディースカップ」2日目15番からの3連続バーディに加え、18番をイーグルであがったこと。4ホールで5アンダーは自己新記録だ。

憧れのゴルファーは師匠でもある佐伯三貴。第一線のシード選手で7勝を挙げたトッププロから、普段は聞けない話を聞かせてもらったり、コース戦略などを聞いたりと、多くを学んでいる。

食べるのが生きがいで、好きな食べ物は「パン」。試合で訪れた先では、まっさきに美味しいパン屋を探して買いにいくほど。嫌いなものは「グリンピース」。

第3回 「趣味は洋服のDIY」

クラブとボールはキャロウェイゴルフで、とくにウッド系が打ちやすくて気に入っている。股関節と肩甲骨の可動域を広げるために、トレーニングとストレッチを強化したところ、ドライバーの平均飛距離が240ヤードくらいにのびた。

佐伯三貴率いる「チーム佐伯」の練習ラウンドでは、全員がアプローチを入れるまで次のホールに進めないので、下りの速いラインなど難しいところからでも入れにいくショットを学んでいる。パットでも2歩の距離で4か所から3球ずつ打って、全員が全部入らないと帰れない。みんなを待たせるプレッシャーで必死になっていると、あっという間に1時間30分くらいたってしまう。

ゴルフウェアは「ロサーセン」。ファッションが大好きで、自らスカートの丈を切ったり、ポケットをつけたりと洋服のDIYを楽しんでいる。好きな色は白と紺だったが、最近では黄色、赤、緑などを着るようになった。以前、母親から「年をとると色物が好きになる」と聞いていたのを最近になって実感している。

普段着の趣味が変わっているらしく、友人から「どこでそんな服みつけてきたの?」とか、「どこで売っているの?」と聞かれる。毛が生えたズボン、ワインレッドの服、レインボーカラーのニットなど、どうやら自分が好きになったものは、周りは理解できないようだ。

第4回 「婚活中ではありません!」

趣味はお肌のケア。仕事上、紫外線にあたることが多いので、美容皮膚科に行ってシミ対策などのお手入れに余念がない。色々と調べて美容液やクレンジングを試して、肌が変わるのに感動し、いいものは友達に「これバリいいから!」とすすめている。やさしそうで、

綺麗な顔立ちのディーン・フジオカが好きなタイプ。若いころは、自分からは「好き」とか絶対に言わないような、冷たくつんつんしているような男性が好みだったが、年を重ねてくるにしたがい、容姿のこだわりはまったく無くなり、包容力があって、サポートをしてくれるようなタイプに変わってきた。

テレビ番組に出演したときのプロフィールに「婚活中」と書かれてしまい、多くの人から反響があったが、決して血眼になって相手を探しているわけではない。子供が3人くらい欲しいので、32~33歳くらいには結婚して出産できたらいいなとぼんやり思い描いている程度だ。

最近では若い女子プロだらけで、27歳だがいたるところで敬語を使われて、お姉さんキャラが身についてきた。

賞金を稼いだら、子供のころから母親が行きたがっている、フランスのベルサイユ宮殿へ連れて行ってあげたい。賞金額に応じて、連れていく家族の人数は変動予定だ。これからもずっと仕事を続けて、いつまでも楽しく、新しいことに挑戦するような人間であり続けたい。プロとしてゴルフをしているからには、レギュラーツアーに参戦して優勝し、シード権をとることが目標だ。



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