始まりがあれば終わりもある
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「Hot Shot with GDO」の2022年2月のマンスリーゲストには植手桃子プロを迎え、全4回でお届けする。
1997年9月10日生まれ、兵庫県出身の24歳。滝川第二高等学校(兵庫県)を卒業後、プロテストに挑戦し続けた。コロナ禍で延期になっていた2020年度のプロテストが翌年6月に開催され、5回目の受験で突破。2021年は、レギュラーツアー3試合、ステップアップツアー7試合に出場。「山陽新聞レディースカップ」で12位タイ、「京都レディースオープン」で4位タイの成績を残した。
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受験数493名、合格者22名、合格率4.46%の激戦を終えて、「受かったときはとりあえずほっとした気持ちでした」。2020年度のプロテストが延期になったと聞き、次のテストまでの長い期間でモチベーションを保つのが難しくがっくりした。途中からは切り替えて準備期間が長くなったことをプラスにとらえ、次で絶対に合格するという強い気持ちでのぞんだ。
合格に向け、ショットが中心だった練習内容をアプローチとパターにかける時間を増やして一生懸命取り組んだことが結果につながったと感じている。
「ゴルフサバイバル」、「マイナビネクストヒロインゴルフツアー」、「白金台女子ゴルフ部」など、数々のメディアや試合で活躍。実力とビジュアルを兼ね備えた選手として人気で、「ゴルフ界の北川景子」の呼び声が高い。
小さい頃から何度もラウンドをしてきて得意とする「小野東洋ゴルフ倶楽部」でおこなわれたQTファーストステージでは、6オーバー27位でファイナルステージに進出ができずに悔しい思いをした。
主戦場がステップアップツアーとなるので、まずは優勝を目指し、リランキングでレギュラーツアーへの切符を手に入れることを目標としている。
3歳の頃におもちゃのクラブを初めて握り、練習場に通いだしてゴルフを始めたのは6歳の頃。3つ上の姉がゴルフをしていたので、一緒について行ったのがきっかけだ。
堀琴音、淺井咲希、古江彩佳、安田祐香など多くの女子プロゴルファーを輩出している名門滝川第二高等学校に進学し、プロとして活躍したいという気持ちが芽生えた。
姉はプロの厳しい世界には入りたくないと大学に進学し、三井住友海上に就職して、企業対抗などの試合で活躍している。
コロナ禍で一時的に韓国ドラマにハマったが、飽き性で途中から観るのを辞めてしまった。
好きな食べ物は「焼肉」で、何日間か続いてもいいくらい。タン塩、ハラミ、なんでも好きで、お肉と白ご飯の組み合わせが最強。嫌いな食べ物は「ピーマン」と「きゅうり」。実家に住んでいるので母親の手料理を食べる専門で、自炊はあまりしない。
ボールはブリヂストンで、「TOUR B X」を使用。鈍感で、自らクラブを色々と試したりはしないが、まわりにすすめてもらったり、情報を聞いたりして試して使うことはある。
得意なクラブはドライバーで、平均飛距離は240ヤードくらい。本番の試合でもビビらずにしっかりと振り切ることが目標。曲げるのが怖くなるとだんだん振れなくなるので、メンタル面の強化が課題だ。
以前はグリーンを外すとボギーになる確率が高かったが、プロテスト合格を目指して強化したアプローチとパターの上達によりコース攻略やマネージメントにも変化がでてきて、引き出しが増えた。
ゴルフウェアは「アルチビオ」。お気に入りのデザインが多くて、テンションが上がる。好きな色は、名前が桃子なのでピンク。普段の洋服はスカートやワンピースが多い。ショッピングは好きだが、なかなか時間が取れず頻繁にはいけないので、可愛いと思ったものは迷わずにまとめ買いをするようにしている。
所属は「扶和メタル」で、「北六甲カントリークラブ」、「恵聖会クリニック」、「ネッツトヨタ神戸」、「アース製薬」とスポンサー契約を結んでいる。
普段の生活は、ゴルフかトレーニングの繰り返しで趣味がない。プロになってからは温泉にハマり、とくにたくさん歩いた試合の後は疲れをとるために、なるべく温泉があるホテルに泊まり、長風呂をしてリラックスしている。
賞金で買いたい物は「ワンちゃん」で、めっちゃゴールデンレトリバーが欲しくて、インスタで子犬の投稿を眺めて癒されている。
日焼け止めはスポンサー契約をしている「恵聖会クリニック」でサポートしてもらっており、愛用をしている。美容に気を使っているが、紫外線をたくさん浴びているので将来がコワい。
試合の結果報告やスポンサーさん関連の話題を中心にインスタグラムに投稿をしている。自分の性格は優柔不断でマイペース。焦るのが嫌いで、行動は遅い方かもしれない。
好きな男性のタイプはカッコイイ人よりおもしろい人。将来の夢はシード権を獲得して、長く戦える選手になること。大好きな勝負の世界で、ずっとゴルフをしていたいと思っている。