新素材で『タイフーンプロ05』
中条は3月20日、大同特殊鋼製DAT56Mを業界初でフェースに採用した『タイフーンプロ-05』を発売した。DAT56Mは、冷却圧延して金属組織を破壊せず強度や硬度を向上させた素材。特殊技術を用いて熱をかけずに400tプレスで冷間鍛造成型することで、金属の密度が高まったという。
これはフェースに必要な強度、硬度、靱性を確保した素材で、規制適合次世代チタンとなるという。さらに、ヘッド全体にIP処理を施し、表面硬度を高め、爽快な打球音と打感も可能にしているという。
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このドライバーの特長は素材だけではない。フェース面の低重心率は59%。無駄なスピンが発生しない重心高33.5mmを実現している。そしてこのシリーズ最大の特徴であるスクリューポートウエイトも進化した。『03』の3種類で9通りの組合せから、『05』では5種類で25通りの組合せが可能になった。重量物は1.5g、3.5g、7.5gに5gと10gの2タイプが追加になったのだ。その結果ヘッド重量だけで188gから205gまで選択できることになる。
また、シャフトも2機種各4フレックスでクラブ長も47インチまで対応。完成品の種類は計算できないほどになる。
同社では完成品の流通と共に工房向けにはヘッド、シャフトを単体で販売。全国で約100店舗の工房には、その場でウエイトが変更できる"フィッティング用試打クラブ"も貸与される。そこで最適な弾道が見つかれば、同社へ注文。最長3日間で納品されるシステムだ。また、販売は一般ユーザーへの販売は完成品のみとなることから、購入後は1回のみウエイト、ヘッド、シャフト交換が受けられるという。
価格はクラブが8万6100円(4軸シャフト)と10万1850円(INFINIREシャフト)。ヘッド単体は5万9850円。シャフトは4軸が3万6750円。INFINIREシャフトが4万2000円となっている。
問い合わせは中条へ、0766-24-5622。