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『HOT LIST JAPAN 2013』クラブ開発の背景に迫る!Vol.6(マルマン編)

シンプルなラウンドソールは心地良く、相手を威圧する打音のため

コンダクターPRO-Xドライバーのソール形状は、無駄な装飾のないシンプルなものに仕上がっている。これにも理由があるという。

「開発段階ではいろんなデザイン案があったのですが、最終的に決まったのがこのソールのデザインでした。デザインするのをサボったのではないかと思われがちですが、決してそうではありません(笑)。

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ゴルファーがドライバーに求めるのは第一に飛距離で、その他の要素で優先的に求められるのが打感です。澄んだ高音は、いかにも飛んだ気分にさせてくれますし、競技では打音で相手に威圧感を与えてアドバンテージになることもあるでしょう。そこで良い打音を得るために、いろんな形状のヘッドで音をコンピュータ解析したところ、ソールに凹凸がない形状がもっともいい音が得られることが分かりました。その結果としてたどり着いたのが、装飾のないラウンドしたソール形状でした。マルマンでは“球体ソール”と呼んでいますが、よく見ると複雑にアールが付いているのが分かると思います。これらはすべていい音を出すために設計されています。

ソールには交換式のウエイトを搭載していますが、実はこれもいい音を出すために邪魔なものでした。けれど、設計上どうしても交換式のウエイトを配置したかったので、ヘッドの内部にウエイト部分の振動を抑制するリブを取り付け、この問題を解決しています」

交換式のウエイトは、バランス(スイングウエイト)を調整するために機能する。他社のドライバーにのなかには、ウエイトによって球筋を調整できるタイプのモデルもあるが、コンダクターPRO-Xドライバーでは、あえて球筋には影響のない場所にウエイトを配置している。

「純粋に振り心地のみを変えられるようにしたかったからです。標準のウエイト以外に4種類のウエイトが付属し、ヘッド重量を変えることで1ポイントずつ±2ポイントの調整が可能になっています。その日のコースの状態や体調によって、ゴルファーの好みの振り心地に変えてもらえればと思います。

コンダクターPRO-Xドライバーは、フレックスSで205グラムという重量級ヘッドを採用しているのも特徴のひとつです。重いヘッドによってボール初速をアップさせる効果を狙ったものですが、手元側に重心を寄せたシャフトによって従来のドライバーと変わらない振り心地が得られるようになっています。他社にも似たコンセプトのモデルはありますが、シャフトの手元に銅素材を使っているのがマルマンのこだわりのひとつです。手元側を重くするとシャフト自体が硬くなりがちですが、銅は比重が重いうえに柔らかい性質を持っているので、シャフト自体の柔らかさを確保できます。こういった工夫もクラブの振りやすさにつながっています」

マジェスティのFWには、価格以上の贅沢な素材な製法が使われている

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