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~ダンロップ編~ インサイドストーリー@2013 ジャパンゴルフフェアレポート

2013/02/25 17:45


日本最大級のゴルフ ショー、「2013年ジャパンゴルフフェア」にて、GDO編集長が普段聞けない「インサイドストーリー」を話題のブランドのキーパーソンに突撃取材!

●野尻 恭(のじり やすし)ダンロップスポーツ㈱ 代表取締役社長
1977 年、住友ゴム工業株式会社に入社後、工場の設備担当や海外タイヤ工場の駐在を経験の後、欧州ベッド事業、中国タイヤ事業など様々な事業に携わり、2011年より現職。

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GDO:2012年を振り返ってどんな年でしたか?

野尻氏:ゼクシオセブンがお蔭様で好調に推移したことはもちろんですが、スリクソンのクラブも好調でしたので、一安心でした。これまで立ち居地がはっきりしないことに対してメディアの皆様やお客様から指摘をされており、あまりうまくいっていませんでしたが、昨年は思い切って上級者用に特化して、なおかつバリエーションを増やしたところ好調に推移し、ブランディング面で成果がありました。

GDO:かなりのご苦労があったのではないでしょうか?

野尻氏:実は「これだけ長い間成功していないのなら、スリクソンのクラブはやめてしまおう」と社員に伝えました。追い込まれたメンバーが、話し合いを重ねた上で、具体的な施策を出してきたので、社内でプロジェクトチームをつくり、実行した結果が功を奏しました

GDO:お尻に火がついたのでしょうか?

野尻氏:私は決めたら実行することはわかっているので「本当にスリクソンブランドのクラブがなくなってしまう」と危機感を持って業務に取り組んでいました。実際、昨年実績があがらなければ本当にスリクソンのクラブはやめるつもりでした。

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GDO:その他のトピックスはありますか?

野尻氏:“ゼクシオLX”ボールはウレタンカバーのボールであるということで、お客様からスリクソンのZ-STARとの違いが、判りつらかったのではないかと反省しています。やはり“ゼクシオ”はわかりやすく、という反省を活かして“ゼクシオXD-AERO”をこの3月に発売します。新開発の革新的な非円形ディンプルで“もっと飛ばす”というメッセージで、お客様に違いがわかりやすい商品になっています

GDO:昨年から今年にかけて、テーラーメイド、アクシネット、キャロウェイ、ナイキなど外資系メーカーの台頭が目立っていますが国内大手メーカーとして対応策はありますか

野尻氏:企業理念である「卓越した技術力でお客様のスポーツライフを豊かにする」に沿って、常に正直に、技術で用品を進化させていくことしかありません。例えばボールでは、“Z-STAR”は既に3代目ですが、前作に比べて格段に進化しています。タイトリストの“Pro V1シリーズ”は市場での評価が非常に高いですが、我々の製品も性能上では決して負けていないと思います。

GDO:2013年はどのような年にしたいですか?

野尻氏:日本は“ゼクシオ”の新製品発表が無い、いわゆる“ウラ年”ですが総合的な売上は落とさないというチャレンジングな目標をたてました。アジアについては、勢いにのって“ゼクシオ”をどんどん伸ばしていきます。ジャパンゴルフフェアの翌週は私自身も韓国に行って韓国専用モデルの“ゼクシオ”記者発表を実施します。“ゼクシオプライムの女性用”なども同時に発表しますが、ここまで力を入れてアジア独自の製品を開発するのは、日本メーカーからすれば前例の無いことだと思います。

GDO:その他、グローバル戦略を教えてください

野尻:最大の課題は、北米の落ち込みをとめることで、頭の中の70%を占めています。経営者は上手くいっていることは権限を委譲して部下にやってもらえばよいのですが、反面、上手くいっていないことをどのように対処するかという課題ばかりが増えていきます。まずは経営メンバーの刷新をしたので、風通しがよくなり、メンバーから多くの意見がでてきており、モチベーションも非常に高い状態です。計画通りにいけば落ち込みは抑えられる見通しですが、何があるかわからない業界ですから気を引き締めて取り組みます

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GDO:刷新というのは具体的にどのようなことをしましたか?

野尻氏:去年の10月頃に、組織と方針変更をしました。うまくいっていない理由を色々とリサーチしていたところ、欧米は契約社会ですので、社内で掲げた目標を守らなければいけない意識がとても強く、予算達成のために流通在庫が増えすぎてしまっていたことが判明しました。流通在庫が滞留すると、新商品が店頭に並ばずに、値下げをして販売せざるを得ないサイクルになっていました。「店頭に押し込むな」という指示をしたところ、現地のメンバーはとても驚いていました。数字を達成するために無理やり店頭に押し込んでいたのをやめて、たとえ売上が一時落ちても、きちんと売り切って利益をとるという戦略をまっとうしたところ、小売店やユーザーから評価をされつつある状況です。

GDO:トーナメントプロの戦略を教えてください

野尻氏:世界各国でばらばらに展開していたことに加え、 “ゼクシオ”、“スリクソン”、“クリーブランド” の3ブランドがあり、統一感がありませんでした。現在、グローバルでプロ戦略を考える部隊が、今後どうして行くかを今まさに考えているところです。

GDO:プロサポートについても外資系メーカーが次々に新しいプロを獲得する動きが加速していますが

野尻氏:外資のメーカーなどは圧倒的な数のプロと契約をむすんでおり、太刀打ちができない状況です。我々は更に3ブランドもあるので統一感が難しいので、数の勝負ではなく、整理をして効率的に正しいことをしていこうと思っています

GDO:ブランドについての中長期的ビジョンを教えてください

野尻氏:“ゼクシオ”はおかげさまで10年をすぎて地位を確立していますので、ブランドの権威を崩すことなく、このまま向上させたいと考えています。常に目標としているのは14代継続しているトヨタの「クラウン」で、ブランディングのお手本とさせて頂いています。トヨタの最高技術が、“クラウン”の新製品投入にあわせて発表されるように、クラブの最高技術も同様で、常に“ゼクシオ”に投入することで、ブランド価値を高めていきます。また、スリクソンの“Z-STARシリーズ”,はグローバルではまだまだ認知が低いので、プロの使用率を高めることで製品の印象も強め、高い技術力を証明したいです。また、クリーブランドはウェッジの評価が高く、多くのプロが使用していますが、更にツアーでの使用率を上げて、ユーザーへの訴求を高めたいと思っています。

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