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インサイドストーリー@2013 ジャパンゴルフフェアレポート ~キャロウェイゴルフ編~

日本最大級のゴルフ ショー、「2013年ジャパンゴルフフェア」にて、GDO編集長が普段聞けない「インサイドストーリー」を話題のブランドのキーパーソンに突撃取材!

●チップ・ブリューワー (CHIP BREWER)
キャロウェイゴルフカンパニー (Callaway Golf Company)社長兼CEO(最高経営責任者)

1998年にアダムスゴルフに入社。2002年にCEO(最高経営責任者)として就任後、手腕を発揮し、業績のV字回復と黒字化を達成。主な業績として、イノベーションを重視し、製品開発チームの規模を戦略的に拡大・強化したことにより、アダムスゴルフを単一製品に特化した企業から多様なブランドを抱える企業へと変貌させたことが挙げられる。2012年3月にキャロウェイゴルフカンパニーの社長兼CEOに就任。以降、得意とするセールスやマーケティングの経験を活かし、テクノロジー主導の製品開発、さらには市場シェアや株主価値の向上に力を入れている。

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GDO:2012年の3月にCEOに就任されましたが、どのような1年でしたか

チップ氏:信じられないほど忙しい1年でしたが、多くの希望と期待感を実感できました。どこにフォーカスをするのか、どのような目標を掲げるのか、様々な変化に対応し、製品開発からプロモーションまで全てにおいて見直し、目標達成に向けて着実に歩みはじめることができました。こうして来日することができて、ユーザーの皆様に我々の変革を披露することができたことをうれしく思います。

GDO:フロリダ州で開催されたPGAマーチャンダイズショーで研究開発責任者のアラン・ホックネル氏にインタビューをしたときに、チップ氏の話を色々とお聞きしました。

チップ氏:よい話だといいですね(笑)。アランとはとても親しい間柄です。CEOに就任したとき、キャロウェイが素晴らしいブランドであることはもちろん知っていましたが、私のミッションはこのブランドを現状維持することではなく、よりアグレッシブに、そして積極的に運営することでした。企業、ブランド、製品をよりよく改善していきたいと願っていますが、中でも最重要なところは研究開発部門であり、課題と改善点を話し合っているうちに、アランとすぐに打ち解けました。彼はとても聡明で、情熱のあるエンジニアで、我々はいかにして研究開発技術を最大限にして、製品に反映していくかを日々話し合っています。

GDO: 2013年の新商品ラインナップをみたときに、「もっと研究開発に時間をかけてより良い製品にして欲しい」といわれ、現場のモチベーションがあがったとともに、素晴らしい製品ができあがったというストーリーを聞きました。

チップ氏:その通りです。2013年に発売する製品ラインナップをみたときに、素晴らしい製品だけれども、きっともっとよくできるはずだと思いました。アランとは、コストや時間の問題ではなく、2013年の新製品は本当に自信がもてて、ゴルファーにとって明確に違いがわかる製品をつくろうと話し合いました。CEOとしてそのようなことが実現できる、研究開発のチームメンバーや環境に囲まれていることを本当に誇りに思います。特にフェアウェイウッドのカテゴリーでは去年までは今までと同じスタイルを保っていましたが、2013年の新製品はゴルフ業界の中でもベストの水準であり、全てのゴルファーに差別化できる製品です。飛距離のみならず、打ちやすさも追求していますので、石川遼選手のようなレベルの高いプロフェッショナルゴルファーから、アベレージゴルファーまで使っていただけます。

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GDO:2013年の戦略プランを教えてください

チップ氏:全体的なビジネスを見渡して、どこに集中させるかを見直したうえで再投資をします。具体的にはゴルフクラブとボールに特化します。ラインナップ全てをみておわかりだと思いますが、我々は自分たちのもつ経費やリソースを一切無駄にしていませんし、常に見栄えがよくパフォーマンスを最大限にするものを研究開発しています。フェアウェイウッドのみならず、ドライバー、パターなど全ての製品が改善され、エッジがきいている存在として生まれ変わりました。ツアーサポートも積極的におこないますし、マーケティングにも力を入れます。いかに消費者にキャロウェイのメッセージを提供できるか、デリバリーできるのかということを重要視しており、そのひとつの戦略が石川遼選手との契約です。彼以外にも、ゲーリー・ウッドランドニコラス・コルサーツ、ジェームス・ハンなど様々な若いプレーヤーと契約し、彼らのエネルギーにフォーカスしたメッセージを発信したいと考えています。

GDO:日本市場の重要性はどのように考えていますか

チップ氏:日本市場はアメリカ市場と同等に非常に重要なマーケットであり、あらためてより日本にフォーカスをしていく必要性を感じています。今までの日本市場でのブランディングはとてもうまくいっていると自負していますし、ツアーサポートチームをはじめ、日本のスタッフは責任感を強く持って仕事に取り組んでいます。本社としては、適切な投資をして、日本独自の製品を導入しながらマーケットの成長を大きく支援したいと思っています。

GDO:ブランディングにおける中調的なビジョンを教えてください

チップ氏:ゴルフ業界において、No.1トータルパフォーマンスゴルフ用品メーカーに成長させることです。現状のビジネスに加えて、マーケティング、研究開発に注力していきます。中長期的なビジョンにむかってとても順調に推移していると認識しています。

GDO:日本ユーザーへのメッセージをお願いします

チップ氏:キャロウェイゴルフは今までよりも更にパワーアップをして、素晴らしい製品とともにカムバックしてきました。2013年の新製品を試していただければわかっていただけると思います。



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