『ジェネム』でシューズフィッティング本格参入のミズノ
ミズノは4月20日、日本人ゴルファーの足型と履き心地にこだわった『GENEM(ジェネム)』シリーズ3モデルを発売する。2万人の足型データの蓄積から、プレーに最適な足型を研究し開発したのが『ジェネム』だという。
SKUがハンパでないのが『ジェネム』。3デザイン×3足幅×各10サイズ×2カラーで、合計180を数える。それもそのはずで、同シューズを口火に「ジェネムフィッティングショップ」を全国120店舗でスタートし、シューズでも本格的なフィッティングビジネスに参入するという。
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同社はこれまでも同社の資格である「ミズノゴルフシューズアドバイザー」認定制度を設け、専門性の向上に勤めてきた。現在でも資格保有者は30名を数え、25店舗でシューズフィッティングを行っている。『ジェネム』では、その認定制度や実際の店舗でのシューフィッティングを本格的に稼働させていくということになる。
取扱店では、販売員が足型を測定するフィッティング専用ツールを貸与するが、1ツールあたり9足から12足のフィッティング用シューズが用意される予定だ。
『ジェネム』の特長は、最適フィッティング、快適性、スイングサポートの3点に集約される。最適フィッティングでは踵部をホールドする3Dホールド設計などを構造に取り入れ、快適性では、『インフィニティウエーブ』で踵加重を緩和し、高いクッション性を実現しているという。そしてスイングサポートでは、新たにラウンド型スパイクを搭載した「IG4スパイク」で、あらゆる方向への動きにも対応するという。
デザインはアッパーが天然皮革の『ジェネム001』(オープン価格、店頭想定価格2万5200円前後)、人工皮革でベーシックデザインの『ジェネム002』(同2万1000円前後)、そしてスポーティーデザインの『ジェネム003』(同1万9950円前後)をラインアップする。
同社は今年、総合フィッティングメーカーへの道のりを歩み始めており、すでにアイアンのフィッティングビジネスはゴルフ事業全体の基盤になるほど好調に推している。シューズでもアイアン同様のフィッティング販売を定着させることが目的で、『ジェネム』はその基幹商品と位置づけられている。
来週末のジャパンゴルフフェアでは『ジェネム』180足を用意してブース内で試履きイベントを開催。発売前に一度『ジェネム』を体感することで、シューズの新たな販売方法が模索できるかもしれない。
問い合わせはミズノへ、0120-320-799。