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国産で作り上げた『NV-S』ドライバー

マグレガーゴルフジャパンは4月2日、全てのパーツに国産品を採用した飛距離特化型ドライバー『マックテックNV-S(ナビ・エス)』(価格:1本8万1900円)を発売する。 『NV-S』は、昨年発売したシニアアスリートに向けた『NX-S』の後継機種という位置づけだが、前作と異なる点がある。それが飛距離性能だ。「『NX-S』はやさしさと飛距離を製品開発のポイントに置きましたが、二兎を追った結果、ユーザーの中には飛距離面で満足できないという人もいました。そこで今回は、飛距離に特化したモデルを念頭に置いて開発したのです」(マグレガーゴルフジャパン) このコンセプトを達成するために同社が選択したのが全てのパーツを国産品にすること。より精緻なモノ作りで、飛距離性能を追求したのだ。「ヘッドは従来中国で生産していましたが、よりパフォーマンスを上げるために今回は遠藤製作所に生産を依頼しました。その結果、数値誤差を抑制したヘッドが完成、従来品よりも重心深度を1㎜深く、重心高さを2㎜低くすることに成功したのです」 この精緻な数値制御により、バックスピン量を従来品よりも500rpm減少、インパクトロフトも1度抑えることで低スピンで強い中弾道が打てるようになったという。また、ロフト角別(9、10、11度をラインアップ)に重心距離を変更、個々のゴルファーが最高のパフォーマンスを得られるように仕上げたとのことだ。 これに加えて、シャフトもフジクラとタイアップ、40tの高弾性シートを全長に巻いた低トルクの46インチ仕様を完成させた。これによりヘッドスピードのアップが図り、飛距離増加に結び付けているという。さらに、グリップも国内メーカーの37gの軽量タイプを採用した。 現在、ゴルフクラブは低コストで作れる中国産が中心となっている。しかし、今回のモデルは全てのパーツを国産品とした。この開発背景を見るだけでも、同社の『NV-S』への意気込みが感じられる。 マグレガーは、『NV-S』の飛距離を市場に浸透させるため、年間延べ500回の試打会を実施していく一方、オピニオンリーダーのモニター(200名)に商品提供もしていく。なお、年間の販売目標は1万2000本。すでに販売している『NV-R』とは一線を画すコンセプト型商品という位置づけとなる。



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