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30年目の答え『R9』

テーラーメイドゴルフは今年でブランド設立から30周年を迎える。ゲーリー・アダムス氏によるステンレスメタルヘッドの誕生から早30年が経過した。その節目となる09年、同社が基幹商品として投入するのが『R9』ドライバー。「r7」の後継モデルという位置づけだ。 04年に投入した「r7quad」は、独自のムーバブルウェイトテクノロジー(MWT)を備え、クラブヘッドの重心位置(CG)を変えることにより弾道を変える技術を装備していたが、 「r7 quadの発売後5年で、ゴルフクラブ調節性の次なる革命を発表する時が来ました。これはそのバトンタッチに値する革新的な技術による""革命""といえるでしょう」(同社)―。 その特徴をひとくちで説明すると「トータルチューニング」に集約される。『R9』が備えているシステムは「フライトコントロール・テクノロジー(FCT)」と呼ばれるもので、レンチで捻ることにより、フェース角、ロフト角、ライ角を変えることを可能にするもの。 また、ヘッドには3つのウェイトカートリッジが配され、16g×1個、1g×2個のウェイトスクリューを装備している。 専用レンチで一度シャフトを抜き、シャフトを回転させて再装着するだけの手軽さで、その時間は僅か1分足らずである。 「『R9』ドライバーは計8つのポジションが可能となっており、ポジションの変更も簡単で、数秒しかかからない。ポイントは、フェースアングルがクローズ時にロフトが増え、オープンになるとロフトが減少することを認識するだけです」(同社)―。 過酷なツアーで戦うプロゴルファーはその日の調子により、微妙な調整をツアーバンで繰り返す。従来は、速乾性接着剤を用いても最短で20分の時間を要していた。これが『R9』では1分もあれば調整できてしまうのだから驚きだ。また、アマチュアゴルファーは、今まで工房に頼んでいた調整を自分でできるのだから申し分ない機能といえるだろう。スライサーなら、クローズ方向にフェースを向けた方が真っ直ぐに飛びやすいし、フッカーはオープン方向にすれば、引っかけを防げる、といったことがこれ1本でできてしまうのだ。 ヘッド形状は、r7スーパークワッドとr7リミテッドの中間といえ、新しいヘッド形状も特徴としている。 装着されるシャフトは、フジクラの新製品「MOTORE(モトーレ)」。FCT可変時、アドレスした際にシャフトデザインが気にならないようコスメに工夫を施している点も見逃せない。 価格及びラインナップはモトーレ:6万3000円▽モトーレF1:7万3500円▽モトーレスピーダー:8万4000円▽ツアーAD EV6、ディアマナ カイリ:各8万4000円。 ロフト角は8.5度、9.5度、10.5度(左用は9.5度、10.5度)があり、1個のヘッドで最大±3度の調整機能を持っている。 テーラーメイドゴルフはこの他、FCTテクノロジーを装備した『R9』のフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンなども同時発表している。



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