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TPミルズが日本市場へ再上陸

本格派のパターを製造販売する米TPミルズ社は先頃、ゴルフ専門商社のジーンズパシフィックと日本を含むアジア市場におけるライセンス契約を交わした。これによりTPミルズは、6年ぶりの日本上陸を果たす。 発売は3月で、専門店及び専門量販チェーンを中心に訴求する方針だ。同社の創業は60年代初頭で、米アラバマ州タスカルーサの自宅ガレージでTPミルズ氏がパターづくりを始めたのが発祥。ピンを創業したカーステン・ソルハイム氏とまったく同じ経歴だ。「創業以来、世界ツアーで40勝以上をあげたブランドで、歴代のアメリカ大統領や政府高官、有名人らに愛用されてきました。初代のモデルは1964年だから、アメリカでも長寿ブランドのひとつです」(ジーンズパシフィック)。 この間、スポルディングとのライセンス契約で知名度を高め、国内ではミズノがハンドリングした経緯もある。ミズノとは03年に契約を満了しており、以後は日本の店頭でみかけることが少なくなった。06年には創業者が死去したが、現社長で子息のデビッド・ミルズ氏が00年から家業を引き継ぎ、ハンドメイドで月産50本ほどを生産している。希少価値の高いニッチブランドだ。 日本で発売されるのはハンドメイドで2ライン、中国生産のライセンシーパターが1ラインの合計3ライン。具体的にはセミハンドメイドの『タスカルーサ』(3機種)、米国で流通している『プロフェッショナル』(3機種)、中国生産で日本限定発売の『ツアーリングプロモデル』(5機種)。価格を含めた詳細は、今後明らかにされそうだ。往年の名器、復活となるか。



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