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ゴルフボールに韓国旋風で昨対4千%

財務省は毎月、ゴルフ用品の輸出入統計を発表しているが、最新の2011年11月期調査で異変が起きている。当月のゴルフボール輸入量80万295ダースのうち、韓国製が2万14ダースで、構成比2・5%を占めたのがそれ。「2・5%」と聞けば、さほどでもない印象だが、前年同月の韓国製ボールはわずか500ダースだったから、4002・8%という驚愕の伸張率を記録した。自動車や家電製品、ケータイなどで輸出競争力を高める韓国製品が、ゴルフボールでも猛威を奮う? その前兆となるのか注目される。

ボール市場といえば、国内大手2社(SRIスポーツ、ブリヂストンスポーツ)に世界最大のアクシネット(タイトリスト)を加えた3社の独壇場だった。3社合計で国内市場の8割以上を占め、他社が付け入る隙はまったくなかった。むろん、韓国製は蚊帳の外で、ブランド認知度も極端に低い。

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その韓国製ボールの飛躍には、いくつかの理由がありそうだ。さる外資系メーカーの開発担当者は、「近年、韓国や台湾の製造技術は飛躍的に高まっています。特に韓国はクルマやケータイ、家電製品などで日本メーカーを逆転している分野もある。製造技術は総体的に向上しており、米国のゴルフメーカーなどが韓国企業にOEM生産を依頼することを含め、韓国製ボールの普及率は高まりそう」――。

韓国のソフト&ハード戦略はK‐POPに代表される。人気グループを海外へ輸出して、さらに家電製品と絡めたマーケティングなど、硬軟織り交ぜた販促活動を展開中。昨年の国内男女ツアーは、いずれも韓国人選手が賞金王に輝いた。彼らが韓国製ボールを使用すれば・・・・。「昨対4000%」の伸張率は、そんな可能性を予感させる。



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