フィドラの復興支援第2弾は避難グッズ
先頃、東北地方太平洋沖地震への復興支援ゴルフ大会を行なうと発表したフィドラは、5月19日から6月19日の1ヶ月間、『東日本大震災復興支援プロジェクト第2弾』を実施することを決めた。同社商品を1点買うとプレゼントがもらえる企画で、売り上げの一部を被災地復興支援のために寄付するというもの。
そのプレゼント賞品が興味深い。賞品は2種類で各100名。A賞がVICTORINOXとコラボの十徳ナイフ。B賞がフィドラロゴ入りのカード式LEDライト。いわゆる避難時に活躍するグッズで、備えあれば憂い無しということだろう。
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同社の小野田剛ディレクターは、自粛ムードの蔓延による市場の悪化を早い段階から懸念していた。「震災による需要の冷え込みや、プレーの自粛ムードに強い不安感を覚えます。こんなときだからこそ、ゴルフ界が総力をあげて市場を盛り上げる必要がある。積極姿勢が不可欠です」――。
さるゴルフ専門チェーン店のトップは、3月の売り上げを前年同月比4割減とショッキングな数字を明らかにしているが、特に深刻なのは消耗品需要の代表格であるボールの停滞。「ほとんど動かず、在庫がまったく消化できない。今年は通期で3割減、できれば2割減まで戻したいが、そのためには業界がプレー気運を盛り上げなければ・・・」
復興支援ゴルフ大会や知恵を絞った様々な企画は、起爆剤として期待できる。規模の大小ではなく、それぞれのゴルフ関連企業が各所でアクションを起こせば、自粛圧力を覆せる。その意味で、フィドラのチャレンジは注目に値しそう。
また、本間ゴルフは本日、ゴルフウエア1100枚を秋田県庁を通じて岩手県の被災地へ寄贈したことを発表した。そのほか国内の直営53店舗で義援金箱を設置(4月30日まで)。タイおよび台湾の現地法人や、上海本間の店舗でも同様の活動を行っている。
なお、フィドラの応募方法は、購入時に渡される応募はがき、またはホームページや官製はがきに必要事項を記入の上、応募する。写真はA賞のデザイン画を掲載。
問い合わせはフィドラへ、03-5367-9571。