グリップネックという新発想
カタナゴルフは12月上旬、先頃発売した『スナイパー4WD』ドライバーに引き続き、『同4WD-G』ドライバー(価格:10万2900円)を発売する。『G』は、『スナイパー4WD』同様、"ヘッド全体がたわんで飛ばす"というジェットインパルスヘッドや低・深重心を可能にした「4ウェイトドライビング」などを搭載するが、大きく異なる点が、新発想の「グリップネック」を採用したことだ。
「グリップネック」とは、ボールを捉まえるという意味から名付けられたもの。写真を見ても分かるように、ネック部分がいわゆるグース形状になっている。これが直進的な弾道で飛距離が伸びる要素とカタナゴルフでは力説。その背景について次のように語る。
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「プロゴルファーによりますと、アマチュアゴルファーの9割が真っ直ぐ構えて真っ直ぐ飛ばすことができていないといいます。その理由は、アマチュアにとってアドレス、バックスイングの始動、トップでのフェース面の向きをいつも安定させることが難しいからです」
フェースが開けば右へ、閉じれば左へということになり、弾道が不安定になる。そこでカタナゴルフが考えたのが、ヘッドとシャフトの接合部をオフセット(グース)にした「グリップネック」。このネックデザインが、「アドレスからインパクトまで正しいフェース面の向きをオートマチックに作るので、スクエアにボールがヒットできます。その結果、無駄なサイドスピンが無くなり安定したストレートボールが打てるのです」--。
ゴルファーのスイングの悩みは尽きない。スイング中、フェースは開くのか、それとも閉じるのか。双方ともにいい結果が出る場合もあれば、ダメな時もある。そんな不安要素をこのモデルが打ち消してくれるのなら、それは福音といえるかもしれない。
「『グリップネック』の効用は、それだけではありません。オフセットの分だけ、インパクトでのタメができます。その結果、自然なハンドファーストのインパクトが作りやすいので、ボールを真っ直ぐ押し出す力が生まれてボールが飛ぶようになるのです」
『4WD-G』は、様々な新規性を携えたという印象だが、そのヘッド性能をさらに引き出す専用シャフト(グラファイトデザイン社製)も装着。シャフトのしなりをポイントからゾーンに広げたことで、非力なプレーヤーから上級者のハードヒットまで幅広く対応したモデルに仕上げているという。
スペックは、ロフト角9、10、11度。ヘッド体積は460cm3でクラブ長は46インチ(45、47インチは特注対応)。なお、同製品の詳細は、カタナゴルフ(03-5567-2228)まで。