高ミート率で飛ばす 「ツアーワールド XP-1」を発表
本間ゴルフ(東京都港区)は23日、ツアーワールドブランドの新シリーズ「ツアーワールドXP-1」を、9月20日に発売すると発表した。ヘッドもシャフトも国内の自社工場で製造している同社の技術を生かし、高性能ヘッドと専用設計シャフトの一体開発で“ミート率向上”を実現したという。
同シリーズのターゲットは、ラクに振ってちゃんと当たるクラブが欲しい、というアベレージゴルファー。なかでも「ツアーワールドXP-1 ドライバー」(価格7万5000円+税)は、専用シャフトを45.25インチと少し短めに設定し、42.5g(フレックスRの重量)と超軽量化にも注力した。これにより、ヘッドスピードを維持しつつ、ミート率アップを実現。「中やわ高トルクシャフト」と表現する専用シャフトは、中央部分に発生する強いねじり戻しでエネルギーを作る一方、制振材を用いた先端剛性の高さによりインパクトも安定し、打点エリアがセンターに集まりやすいそうだ。
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発表会見に登壇した同社の菱沼信之副社長は、「本間ゴルフが蓄積してきたモノづくりの技術を、広く世間に知ってもらうきっかけにしたい」と、同ドライバーの開発に注いだ意気込みを説明した。カーボンクラウンを取り入れたヘッドは、つかまりやすくボールが上がりやすい低重心設計。フェースも打点のミスに強い広めのスイートエリアを用意するなど、アベレージゴルファーが期待する「飛び」の要素を網羅する意欲作となった。
今回発表した「XP-1」シリーズは、ドライバーのほかにフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンセットを展開。レディースも女性専用設計で同様にラインアップする。菱沼副社長は「現在、本間ゴルフのクラブは難しいというイメージが先行している。今作を通じてブランドイメージを変革していきたい」と、新シリーズ発売に込めた期待を口にした。問い合わせは、株式会社本間ゴルフ0120-941-380。(編集部・大久保彩)