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10位奮闘中の石川遼「今は面白みが無い」

米オハイオ州ファイヤーストーンCCで行われている世界ゴルフ選手権シリーズの今季第3戦「WGCブリヂストンインビテーショナル」。2日間を終えて石川遼が通算5アンダーの10位タイと好位置につけている。

首位とは3打差。過去のメジャー、WGCの成績を見渡しても第2R終了時点での順位では昨年の「全米オープン」での2位に次ぐ戦いぶり。ひょっとすると、ひょっとする? 周囲の期待も日増しに膨らむ。けれど本人はラウンド後、思わぬ言葉を口にした。「今は面白みが無い」と。

もちろん、世界のトップ選手のみが出場を許された大会、そして数十年の伝統を持つコースや、難易度の高いセッティングに退屈を覚えるはずがない。光栄と感じる気持ちがはるかに大きい。

しかし2週間前、新たなスイング改造への取り組みを決断したことで、自分のショットへの信頼度は日々、どころか、一打、一打変わっている。スイングを信じ、本当の意味で安定感が生まれるには「1、2カ月はかかる」という。だから今は自分と、ここで戦う選手たちのモチベーションや闘争心のギャップを感じずにいられない。「良い時も、悪い時もある。今はそういう時期。昨日(初日)のタイガーのコメントには『試合モードに入った』とあった。そうなれればいいと思うが、僕はまだ、そういうこと(優勝)を考えてスイングに影響を与えていてはいけない」。

今週、石川は毎日「コースに出ても『練習場だ』と言い聞かせてプレーする」と話し続けている。プロ転向後、毎年勝利を積み重ねていくうちに、勝負勘も養われてきたが、失いかけたものもあった。「賞金王になった時(2009年)も、いつもスイングのことを考えていた。もう一度、そういう気持ちに戻してみようと思っている」。同世代といわれるロリー・マキロイリッキー・ファウラーの存在は刺激的でも、自分からライバルとは言わない。負けた時の言い訳なんかではなくて、今は、勝負することを常に頭の中に置く段階にないと痛感しているからだ。

残り2日間の戦いについて「12、13アンダーとなると優勝争いになるかなと思うけれど、そんなに強い興味が無い」と話した。そして「ひとつひとつのショットで『練習場にいるんだ』と自分に言い聞かせてやりたい」と、やっぱり続けた。

ちなみにこのラウンド後のインタビューの最中、隣には多くの外国人メディアがタイガー・ウッズを相手に取材を繰り広げていた。その中で「状態が悪い時に、目標を低くしたりしないか」という趣旨の質問にウッズは「ノーだ。そんなことをしたことは無い。勝つため以外にトーナメントに出る理由なんか無い。他にはそういう選手もいる? 僕は他の選手じゃない」と吐き捨てた。

いつか石川もウッズと同じように闘争心をむき出しにして相手を打ちのめそうとする時期が来るかもしれない。しかしウッズを尊敬してやまない石川にも、石川なりのプレースタイル、精神状態があっていいはず。なにせ初優勝のシーンは、無欲の高校一年生だったのだから。(米オハイオ州アクロン/桂川洋一)

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桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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