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ファーストダイブのオルコットが引退表明

2008/04/08 09:57

過去最高の20人以上がロレーナ・オチョアとともにポピーズポンドに飛び込んで幕を閉じた2008年のクラフトナビスコ選手権。彼らはオチョアの親族や友人たちで、毎年会場に足を運んでは、優勝した際に一緒に池に飛び込むことを約束しあっていたという。

この優勝者恒例となっている池へのダイブは、1988年に同大会で2度目の優勝を飾ったエイミー・オルコットが始めたのがきっかけだった。1975年にプロデビューし、生涯で3度この大会を制し、殿堂入りメンバーでもある52歳のオルコットは、今大会の出場資格の一番上にある「殿堂入りメンバー」の一人として、34年目の今年も本大会に出場した。

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予選2日間で大会から去ることが決まった金曜日、そのオルコットが会見を開いた。プロデビューの年からこの大会に出るのが楽しみだった事や、1988年のファーストダイブ、さらに母が亡くなった半年後の1991年大会で3回目の優勝を果たした事など、懐かしむように話した後に、今回限りで大会から引退することを表明した。「人生のすべてのことは流れていく。これが最後の『クラフトナビスコ選手権』だと言うときが来たわ。私は本当に心底から、幸せな思いでそれを言います」。

一つの歴史が幕を閉じ、新たな歴史が作られる。オチョアは昨年の『全英リコー女子オープン』に続いてメジャー2連勝。今季は4戦して3勝と、ひとつ抜けた力を見せ始めている。優勝後のインタビューで今季グランドスラムを達成できるかと聞かれ「イエス」と即答したが、圧倒的な飛距離と高い集中力を駆使すれば、実際その可能性は高いだろう。18番グリーンでの表彰式で、オルコットから祝福された新チャンピオン。こうして歴史は受け継がれていく。(編集部:今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka



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