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ゴミ袋はサポーターの証 イ・ボミのファンクラブが実践するクリーン作戦

2016/05/29 18:42


徳島県で行われた国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」。強風のためプレー進行中にラウンドがキャンセルとなった最終日も、イ・ボミ(韓国)の周りには悪天候にも関わらず多くのギャラリーが帯同した。いまやツアー随一の人気を誇ると言っても過言ではない昨シーズンの賞金女王。ロープの外に二重三重の人だかりを作るファンの間では、新しい現象も見られるようになった。

イの組に付いて歩くファンをふと見ると、似顔絵の描かれたそろいの缶バッチのほかに、多くの人がコンビニのビニール袋を携えている。女性は肩にかけたバッグに、男性はズボンのベルトにといった具合に、それはコンパクトに装着されていた。

気になって声をかけると、ビニール袋はコースに落ちたゴミを集めるための袋なのだという。いわゆる“クリーン作戦”だ。発案者であり、イ・ボミのファンクラブ会長の安部陸さんは、「ボミ選手は最終組付近でプレーすることが多いでしょ?1日の最後に、プレーを見ながら、コース内のゴミを拾って行けば、(他のギャラリーも)次の日を気持ち良く迎えられますしね」と話した。

この“クリーン作戦”呼びかけると、すぐさまファンクラブの会員は賛同したという。昨季7勝を挙げたイの強さは今季も健在。最終日を最終組のひとつ前でプレーした今大会も4位で終え、開幕戦からトップ10フィニッシュを8試合続けている。確かに、週末は最終組付近でスタートすることがほとんどだ。

「ひとりがゴミを100個拾ったら、ボミ選手がバーディを1つ取ってくれるんじゃないか・・・なんていう期待を込めたりするんです。応援したい、少しでも頑張ってもらいたい気持ちが(ファンの)みんなにはあるから、必死でゴミを拾っている」とはファンクラブの30代女性。せっかくの想いを共有するのだから、バラバラの“コンビニ袋”では味気ない。現在ファンクラブではイの似顔絵がプリントされた携帯用のゴミ袋を作成中だとか。

ゴルフというスポーツは、プレーする選手への配慮から、会場内での携帯電話の使用、写真撮影など、“してはいけない”ルールが多く存在する。ダメと言われても、まだまだ会場内でそのルールを守れないギャラリーがいるのも事実。ファン自らが進んで実践する観戦マナーがあることを知って、強風と雨にさらされながらも、うれしい気持ちになった。(徳島県鳴門市/糸井順子)

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糸井順子(いといじゅんこ) プロフィール

某自動車メーカーに勤務後、GDOに入社。ニュースグループで約7年間、全国を飛びまわったのち、現在は社内で月金OLを謳歌中。趣味は茶道、華道、料理、ヨガ。特技は巻き髪。チャームポイントは片えくぼ。今年のモットーは、『おしとやかに、丁寧に』。

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