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21歳の小さな“気づき” 松森彩香が持ち帰った「全米女子OP」の手土産

2015/08/28 18:18

プロになって初めての海外試合出場で感じた“気づき”は、松森彩夏(左)にとって大きな自信に変わるものだった

「自分が得意だと思っていたことは、世界レベルで見たらスタンダード(普通)」。一見、落胆しそうに思えるこんな気づきも、プロ転向2年目の松森彩夏には大きな発見だった。

北海道で開催されている「ニトリレディス」の初日、難コースとして知られる小樽CCを舞台に、5バーディ2ボギーの「69」をマークして、3アンダー首位に並ぶ好スタートを切った。出場する選手が口々に「難しい」と話す名門中の名門。風が吹かなければフラットで易しい?と見紛うホールはミスを誘い、プレーヤーの頭を大いに悩ませる。

だがこの日の松森は5つのバーディを奪う健闘。シーズン中盤からの左手首の痛み(腱鞘炎と診断)も軽減され、得意なドライバーショットで思い切り振り抜いていった。

7月頭の海外メジャー「全米女子オープン」で、プロになって初めてとなる海外試合への参戦を果たした。予選落ちという厳しい現実を突きつけられ「世界で戦う選手は、当たり前に飛ばして、ティショットをたやすくフェアウェイに置く。自分が予想していた以上に世界と大きな差があった」。

「世界はこんなもんだ」――。トップレベルで戦う選手の技術を間近で見て、素直にそう思ったという。それでも萎縮しなかったのは、ドライバーショットへの確かな自信をつかめたからだ。手応えを感じていた得意クラブで、自身のポテンシャルへの希望を見出すことができた。「安定したレベルでプレーできれば上位に行ける」と確信した。

一方で足りないものはショートゲームと自認。現在は練習時間の多くを費やし、バリエーションを増やす努力を継続中だ。前週を終えた時点での獲得賞金は1306万5千円で、賞金ランク45位と、来季シードへまだ安全圏とは言えないが、自分のレベル、初優勝までの距離も徐々に見えてきた。

「想像していた以上に『全米-』に出場できたことが良い経験だった。また行きたい」。貪欲に多くを吸収しようと必死にもがく21歳。小さな“気づき”の積み重ねこそ、大きな自信への糧となる。(北海道小樽市/糸井順子)

糸井順子(いといじゅんこ)
某自動車メーカーに勤務後、GDOに入社。ニュースグループ内では紅一点の存在だが、荒々しいトーナメント会場へ日々取材に足を運ぶ。趣味は茶道、華道、料理、ヨガ。特技は巻き髪。チャームポイントは片えくぼ。今年のモットーは、『おしとやかに、丁寧に』。

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