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比嘉真美子が米ツアーQT挑戦 規定変更前のラストチャンスか

国内女子ツアー2勝を誇る比嘉真美子が、今年の米女子ツアーの予選会(Qスクール)の第2ステージを受験し、米ツアーに挑戦することが分かった。

Qスクールの第2ステージは9月30日(火)から10月3日(金)までの4日間、フロリダ州にあるプランテーションG&CCを舞台に72ホールで争われる。この第2ステージで上位80位以内に入ると、12月3日(水)から7日(日)までフロリダ州デイトナビーチで開催される第3ステージ(ファイナル)に進出し、その試合で上位に入ると(現時点で人数は未定)、晴れて来シーズンの米女子ツアー出場権を獲得できる。

「前から行きたいという思いはあったステージだけど、自分からアクションを起こさないと目標もただの夢で終わってしまう。通るかどうかは別だけど、自分からトライするのが大事」と比嘉。この試合のために国内メジャーの「日本女子オープン」には出場できなくなるが、「女子オープンは毎年あるし、自分が頑張ればいくらでもチャンスはある」と割り切った。

比嘉の他にも、アマチュアの森田遥、米下部ツアーでプレーする片平光紀が同ステージにエントリーを済ませている。

この米女子ツアーの予選会だが、今年は通過すれば直接LPGAツアーへと参戦できるが、選手や関係者の間では、来年にもPGAツアーと同様に、下部ツアーであるシメトラツアーの参戦資格になるだろうと噂されている。「最近、あれ?っていう(未熟なプレーをする)選手が多かった。見てみると下(予選会)から来た選手ということが多かった」という、米女子ツアーを見てきた関係者の声も聞く。ツアーを高いレベルに保つため、エントリーの仕組みを変えるのは一つの手だろう。

PGAツアーでは、13年から予選会の門戸をウェブドットコムツアーへと変更し、シーズン終盤に4試合の入れ替え戦「ウェブドットコム ツアーファイナルズ」を実施することで、下部ツアーの活性化に成功した実績がある。

米女子ツアーも同じ方向に舵を切れば、日本からの同ツアー参戦の道のりはより厳しいものになるのは間違いない。だが、それが国内女子ツアーにとってはプラスなのか、マイナスなのか。国内に選手が留まるメリットはあるものの、世界レベルでの活躍が少なくなれば、ツアー自体の地位も下がりかねないとあって、その影響を図るのは難しい。(神奈川県箱根町/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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