ハウスキャディの内藤美智子さんと残り2日での巻き返しを狙う

茨城県の茨城GC西コースで開催されている、国内女子ツアーのメジャー第1戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」。ツアー通算46勝で、この大会も2002年、05年に優勝している不動裕理が、今シーズンの初勝利を狙う。

予選ラウンドを招待選手のポーラ・クリーマー、現在賞金ランキング首位の横峯さくらとラウンドする不動のキャディを担当するのは、開催コース茨城ゴルフ倶楽部所属の内藤美智子さん（年齢非公開）。

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不動はコース所属のいわゆるハウスキャディを起用することが多く、今週もコースのことを熟知するハウスキャディを要請。茨城ゴルフ倶楽部は、通常営業での一般のラウンドもキャディを指名することができず、この大会も誰が担当するかは抽選のような形で決まる。

本稿の筆者が2週間前に、このコースをラウンドした際に偶然ついていただいたのが内藤さんだった。小さいグリーンにもかかわらず、各ホール数個のマウンドと、微妙なアンジュレーションが加わるため、曲がりそうで曲がらなかったり、その逆の場合も多い。そんな難グリーンを完璧に把握する内藤さんのアドバイスには舌を巻いた。

今週、初日、2日目とショットはまずまずだが、パッティングがいまひとつでスコアを伸ばしきれていない不動。内藤さんは「日本を代表する選手ですから、私からラインの説明はしていませんよ。聞いてもらったら答えるようにしています」と謙虚に振舞っているようだが、残る2日間、2人の力を全面的に合わせることで、巻き返しを狙ってもらいたい。