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女子ゴルフ界は野球ブーム!?

国内女子メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」の初日、首位と1打差の3アンダー5位タイにつけている馬場ゆかり。この日ラウンドした有村智恵米山みどりよりもドライバーショットで距離を稼ぎ、安定したゴルフを見せた。

その馬場に飛距離が伸びた理由を聞くと、考えられる要素としてドライバーやボールを挙げたが、昨年と最も違うのはオフのトレーニングだと言う。「特別に飛距離アップを目的としたトレーニングはしなかったのですが、全てのスキルアップを考えた中で、バッティングを取り入れたのが良かったと思います」。

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バッティングといえば、最近はトスバッティングの要領で、右打ち・左打ちを交互に行い体重移動やリストターンのトレーニングを行う選手は多い。しかし馬場のいうバッティングは俗にいうフリーバッティングで、フルスイングを行うのだそうだ。「軟球では手ごたえがないので、硬球を打っていました」。野球の経験があるのかといえば、「未経験です。でも遠くに飛ばすのが楽しくて、本気で野球がしたくなりました」と嬉しそうに話す。

最近のトーナメント会場では野球の話がよく出る。筆者も草野球人の端くれとして、その輪に加わることが多い。話し相手の多くは帯同キャディたちで、古閑美保が監督を務めるチームの面々だ。野球好きとなった馬場もこのチームの存在は知っていて、次週に馬場の地元福岡で開催される「ヴァーナルレディース」の練習日には、馬場が知り合いのチームとの練習試合をセッティングしたという。「オフには参加したいな・・・あ、でも守備とかやったことがないから入れてもらえないや」と、しょんぼり。「でも、代打っていうのもありますよ」と教えると「守らなくていいなら、それでお願いします!」と、本気で野球がしたくなったようだ。

こんな楽しい裏話があったからなのだろうか。「馬場さん、飛距離が異様に伸びましたね!?」と質問したことに「よくぞ聞いてくれました!待っていましたよ、その言葉を」とでも言いたげな満面の笑みで反応してくれた理由が、あとになって理解できた。(編集部:本橋英治)

2009年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ



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